食事時間へのこだわりと、「こだわるべき」こと。

摂食障害専門カウンセリング
中村綾子です。

摂食障害真っ最中の頃って、
いろんな「こだわり」がありますよね。

特に「食事時間へのこだわり」は、
食事のカロリー以上に強いものがあるかもしれません。

同時に、こだわるからこそ、崩れる時は激しく崩れて収集不可になってしまう方も少なくありません。

私が摂食障害の頃は、本当に食事時間がぐちゃぐちゃでした。

毎日食べたものを記録していたので、
「今日という日」には、もう何も食べられない・食べてはいけない。
でも、夜中12時を過ぎると、「今日ではなく次の日」だから食べてイイ。

そんな無茶苦茶な発想に不眠も重なって、
午前2時に過食していたり、
超・早朝にコンビニに走っていたり、
一体いつ食べているのが「朝ごはん」なのか「昼ごはん」なのか
区別がつかない状態が長くありました。

治った後だから言えることですが・・・

食事時間は一定のほうがいい。

私は今もそういう考えです。
でも、「だいたい一定」という緩さこそが大事。

厳格に●時と決めるのではなく、
朝ごはんは「●時~●時」といったように
「だいたい」で決めて、
「だいたい」守っていく。

それが自然にできるようになっていくことが、
心身ともにストレスを減らすことだと思っています。

これは、自戒の念をこめて書いているですが・・
一旦リズムを崩すと、それを取り戻すのが大変だからです。

最近の私のリズムが崩れたのは、「書くリズム」です。

インフルエンザだったことは以前のブログ記事に書いていますが・・・
「ブログを書く」という当たり前にやり続けてきた習慣から離れてしまった今、なかなかリズムが戻ってこないのです。

いつブログを書くか
何をブログに書くか
どれくらいのペースで書くか・・・etc.

一旦リズムが崩れ、失ってしまった感覚が戻ってくるまで、それなりに時間がかかりそうです。

つい先日も、メルマガを書いても、配信時間の設定を間違えていたので、
危うく1週間もメルマガ無しになりそうでした(汗)。

だから、リズムを一定に保つことの大切さを身に染みています。

・・・

食べることがうまくいかない背景には、
「食べてはいけない」という思い込みがあります。

「食べてはいけない」という思い込みには、
自分の価値をとても低くみてしまう傾向があります。

自分の価値を低くみてしまう理由には、
「自分なんか」としか思えなくなった理由が、いくつもあるはずです。

何事にも原因と結果があるように
摂食障害にも原因と結果があります。

「食べること」という表面的な結果だけを見るよりも、
深く深く考えていくことは、必ず必要になってくるのです。

食べることだけの治療。
私も受けてきましたが、それを選んでしまった後悔もあります。
拒食の入院治療について、母が語った言葉。