治ることを「選択」していますか?自分の人生を生きるということ。

摂食障害専門カウンセリング
中村綾子です。

自分で選ぶということ
自分で決めるということ

未来を変えていくのも、「自分」。
変わらないままで生きていくのも、「自分」。

そんなふうに、自分の人生を生きていますか?

カウンセリングでは、「心と向き合う」という話をかなり頻繁にしています。

「なぜ、『太りたくない』と思うのか?」
「なぜ、周りの目ばかり気になるのか?」
「なぜ、いつもいつも人から嫌われていると感じるのか?」

こんな問いかけばかりの時もあります。
もしかしたら、カウンセリングで「答」がもらえると勘違いされていた方には、物足りないものかもしれません。

ですが、「心と向き合う」とは、外側に答があるものではありません。
「心と向き合う」とは、あなた自身の心の奥底に何があるのか問いかけ、悩み、考え続ける作業そのものなのです。

愛読しているメルマガから、摂食障害の回復にも通じる、素敵な言葉がありました。
以下のご紹介致します。

「過去を変えないと、未来も変わらない」

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同じような毎日を過ごしていたら、
同じような未来が訪れる可能性は高いから、
いかに過去と違った選択を日々する必要があるのか、
ということを伝えたいひと言なのかなって思います。

で、過去を変えないと未来も変わらない。

ボクは過去に起きた事実は変えられないけれど、
その事実に対する捉え方は
いくらでも変えられると考えています。

過去とは捉え方です。

人は、いろんな経験を積み重ねて今日を生きています。

辛い経験、思い出したくない経験もたくさんあったでしょう。

でも、それをいつまでも辛い経験として封印していたら、
それをずっと引きずっていく未来が確定しています。

だから、未来は変わらない。

過去の捉え方を変えると、未来も変わっていくのです。

・・・・

いまの現実を作っているのは、
過去の自分の選択の結果です。

まわりが決めた、って言う人がいますけど、
身分制度もない、この現代日本に生きるボクたちの選択を
すべて他人が決めているなんてありえないのです。

すべて自分が選んでいるということを受け入れると、
これから先の人生すべてにおいて、
自分の選択の責任において、自由に選ぶことができます。

*横川 裕之氏のメルマガより抜粋。ブログはこちら

いかがでしょうか?

摂食障害が治る選択をするのも、あなたです。
摂食障害のままで居続けてるのも、あなたの選択です。

摂食障害の治療法を選ぶのも、あなたの選択です。
摂食障害の情報を取捨選択するのも、あなたです。

それらを、「人のせい」にしていませんか?

本当のホントの意味では、誰もあなたに無理やり強制したことなんて無いのに、「人のせい」だと言い続けていませんか?

「太ってはいけない」という思い込み
カロリーが全てという考え方
自分は嫌われ者だという気持ち

こうした考えについて、「なぜ」と問いかけていますか?
「なぜ?」という問いかけは、必ず過去について考える必要があります。

過去について考え、
過去について振り返り
過去について言葉にし
過去に感じていた気持ちをもう1度感じたり
過去に表現したかった気持ちを、今改めて表現したり
過去に言いたかったアノ言葉を、今言葉にしたり

何度も何度も繰り返していく「心と向き合う作業」。
それが、過去への捉え方を変え、摂食障害が治るという未来につながっていくのではないでしょうか?

カウンセリングとは・・・

考え方を変えることが1番のやることではありません。
過去と向き合い、自分の心と向き合うからこそ、
考え方が「変わっていく」のです。

変えさせるのではありません。
おのずと「変わっていく」のです。

この違いを勘違いしてしまう人は、もしかしたら他力本願の傾向があるのかもしれません。

心と向き合う作業。
摂食障害は心の病気であっても、本当の意味で「心と向き合う作業」をしてくれる治療者はなかなか見つからないかもしれません。

だからこそ、「心と向き合う」と言われても、一体何をどうすることなのか、何が変わっていくのか、よく分からない方も多いです。

「よく分からないけど、やってみよう」なのか
「よく分からないから、信じたくない」なのか。

それもあなたの「選択」なのです。

「『向き合う』が、最初はよく分かりませんでした」からカウンセリング卒業までの道のり。
卒業されたクライアント様が贈る、今摂食障害に悩んでいる方へ。