【摂食障害の社会復帰】辛口だけれど、ホントの話

摂食障害専門カウンセリング
中村綾子です。

何度も、失敗していませんか?

転校したら上手くいくんじゃないか?
転職したら、上手くいくんじゃないか?

中途半端な気持ちと
中途半端な回復で、

ちょっと回復したと思ったら、
何もかもできると思い込んで
仕事や勉強に意気込んでしまう。

そして、すぐにダウン。。。。


何度も何度も繰り返してしまうと、社会復帰も、安定した社会生活を手に入れることも、ますます難しくなってしまいます。

先日、「うつ病からの復職を成功させるコツ」についての動画を、偶然見つけました。
摂食障害の社会復帰も、うつ病からの社会復帰も、同じです。

辛口だけれど、ホントの話。
現役精神科医の動画で語られる事実をどうぞ。

■動画「うつ病からの復職を成功させるコツ」

https://youtu.be/3sc9Fq3GBto

「後がない!」と本気で療養すること。
回数・年数を重ねるごとに難しくなること。
最終的には、本人が絶対治す・絶対復職を成功させるという意気込みを持ってやる・・・etc.

結構ハッキリとした言葉が続きますが、
どれもホントの話。

特に数字で示されていることは、かなりシビアに感じられるのではないでしょうか?

ここで、ご家族の方にこそ、勘違いしないでほしい点があります。

上記の文面でも書いていますが・・・
「最終的には、本人が絶対・・・」という部分です。

これを見て、「家族がやれることなんて何もないのね」と勘違いしたり、手を抜いたりすることはとてもキケンです!

摂食障害専門カウンセリングでは、
ご本人のカウンセリングからご家族の様子を感じることも
母親カウンセリングでご家族の様子を感じることも両方ありますが・・・

ご家族が摂食障害を正しく理解されていなかったり
ご家族が、良かれと思ってやっている関わり方が、慢性化・長期化に繋がってしまっていたり、
ご家族が回復の足を引っ張ってしまっている状況が続いていたり・・・

いろんなことを、いつも感じています。

摂食障害を、家族で抱えるということ。
摂食障害を家族の問題として、理解すること。

まだまだ腑に落ちていない方が多くいらっしゃる印象です。
摂食障害を理解するために、お勧めの本。
すでに読み終えている方も、ぜひ今一度読み返してみてください。