摂食障害で入院・休学しても、心が休めなかった時代

摂食障害専門カウンセリング
中村綾子です。

前回のブログで、「私が休めなかった時代:やりたいことをやれば摂食障害は治ると思っていた」をお届けしました。

今回は、休めないからこそ、ずーーっと摂食障害が続いてしまった時期の話です。

繰り返しになりますが・・・
摂食障害とは、心の病気です。
どんな病気でも休むから回復がスタートするのです。
心の病気なので、身体だけではなく、心が休まることが不可欠だと考えています。

そして、今回は私の「心が休めなかった時期」でもあります。

摂食障害で入院しました。
でも、「食べること」だけが治療とされる中、他に何も教えてもらえませんでした。

どうしたら、治るのか。
どうしたら、体重が気にならなくなるのか。
体重が増えて考え方が変わるのは、ホントなのか。
体重に上げどまりはあるのか。。。

何も説明もない、
私からも何も聞こうとしない。

入院中、やっていることは、食事とエンシュア(栄養剤)を摂ることだけです。
だから、「休むことが大事」とは、当時の私は知る由もありませんでした。

そうした「休めない状態」は、休学中も同じでした。
ただ、身体だけは休めていたのかもしれません。
何もせず、ゴロゴロして、
ソファに横になって、毎日毎日ウツウツした気分で、頓服でも飲んで。。。

休もうとするよりも、
休むことが大事よりも、
治るために休もう!でもなく、
「ただ、何となく日々を生きているだけ」の状態でした。

過食がひどくなったので、「大学院に行ってもいい体重」という基準だけはクリアし、復学したのでした。
でも、心は休まってもいないし、心が変わってもいないので、その後も摂食障害のままでした。

・・・・

当時は、「心が休めない時代」の典型的な状態と言えるかもしれません。

休学はしている。
文字通り、「学」を「休んで」いるのは事実です。
でも、心は休めていないのです。

休むことに納得していないまま休学・休職をし、
その後、何度も何度も、復帰とダウンを繰り返してしまう方が多くいらっしゃいます。

家に居て、
自分は休んでいいんだと思えないから。

心の中で、
治るために、休むことが必要なんだと思えないから。

頭の中が、
焦りでいっぱいで、休もうという余裕もないから。

だから、心が休めない。

心が休めないから、ずーっと摂食障害を繰り返すのです。
社会的には、「1年休学したんだから、休んでいるはず」と思われがちです。
実際、学校(または会社)に行かなかった時期、「休んでいる」のは身体だけです。

心が休めるようになること。

そのためには、
これまで「なんとなく治療してきて治らなかった年数」を振り返ってみることです。

1年ですか?
2年ですか?
きっと、摂食障害と診断されてから、もっともっと長い年数が経過している人が多いと思います。

だからこそ、これまでと同じ方法では、「ずっと摂食障害」というこれまでと同じ結果しか手に入らないのです。

心を変える
摂食障害と向き合う

そのために、生活そのものを変えないといけないこともあるのです。
摂食障害は、片手間で治るほどカンタンな病気ではありません。

摂食障害とは生き方の問題なのですから。
生き方を変えるとは、とてもとても難しいことです。
とても難しいからこそ、心からいろんな感情が出てくることもあります。
治りたい・変わりたいと自ら希望してカウンセリングを受けても、そこに反発したくなる心。

そんな心は、私も経験済みだからこそ、時にとてもストレートにお伝えするのです。
カウンセリングに込める私の想い。