太るのが怖いのは、「摂食障害だから」?

名古屋市・刈谷市
拒食症の母娘が笑顔になるカウンセリング
中村綾子です。

2月は、ちょっと頻繁に風邪をひいていました。

風邪で、のどが痛い。
風邪で、頭が痛い。

そんな言葉を当たり前に使っている中で、ちょっと気づいたことがあります。

ホントは、

「風邪 → のどが痛い」 というのは、間違いですよね。

正しくは、

「ウイルス → のど」という全体のプロセスを、「風邪」と呼ぶんですよね。

この違いは、摂食障害を理解する上でも、とても大切です。

一般的に・・・

「摂食障害だから、太るのが怖い」

「摂食障害だから、人と一緒に食事が出来ない」

と言ってしまいがちですが、これは間違いなんですよね。

上記の風邪の例と同様に、

「〇〇 → 太るのが怖い」という全体を摂食障害と呼ぶのです。

「摂食障害を治したい!」というのは、症状に注目しすぎるからダメなのではなく、〇〇の存在を無視してしまっていることなのかもしれません。

「きちんと食べられるようになること」

「過食嘔吐を辞められること」

「太るのが怖くなくなること」

そんな表面的な症状だけを、なくそう・減らそうとしていないでしょうか?

けれど、〇〇の部分に変化がなければ、摂食障害は治らないのです。

では、〇〇って、何が当てはまるのでしょうか?

これは、ホント一人ひとり異なります。

そして、「コレ!」と1つに断定できるものではありません。
また、すぐにハッキリ分かることでもありません。

例えば・・・

・人と話すことが怖い

・受験の失敗から立ち直れない

・キライな上司が苦痛でたまらない

・本当は違う進路を希望していたのに・・・

・夜になると、ソワソワ・ドキドキしてしまう・・・etc.

摂食障害を治そう・治りたい!と思ったときに、症状だけに捉われてしまいがちです。

けれど、もう1歩踏み込んで、症状の『根っこの部分』をこれまで考えていましたか?

決して、ストレスがあるからダメなのではありません。
決して、あなたが悪いから・わがままだからなのではありません。

大切なのは、周りとも、あなた自身とも、「付き合い方」を見直していくことなんです。

「付き合い方」を知っていくと、心がずっとラクになっていきます。

心がラクになるから、拒食・過食の必要が無くなっていくのです。

そのために、こんな少しの勇気を持ってみませんか?