摂食障害が治った後の食生活がイメージできません。

摂食障害専門カウンセリング
中村綾子です。

よくあるご質問。

「治った後」って、食べることを考えなくなるんですか?

体重はどうでもイイと思うんですか?

食べ過ぎても、気にならないんですか?

「治った後の生活」について、いろんなご質問をいただくことがあります。

摂食障害真っ最中だった頃の私も、
同じように、「治った後の生活」がイメージ出来なくて、

何がどう変わるのか
どうなっていくのか

「治った後の生活」とは、
どこで何をして
どんなことが好きで
どんな見た目で、
そして、体重は何kgで・・・

一体、どんなふうなんだろう???

そんな疑問ばかりでした。

そして、今の私が辿ってきた摂食障害が治る過程と、治った後の生活。
これらを、じっくり考え続けていました。

今回は食生活に焦点を当ててお伝えしていきますが、
現時点までに1つのイメージが出来ました。

それは、

【自転車に乗ることと同じ】です(笑)。

たぶん、ほとんどの人が、幼い頃に自転車に乗る練習をしたはずです。

何度も何度も転んで
何度も何度も擦り傷を作って
何度も何度も泣いて

時には、「自転車に乗れなくてもイイ!!」と叫んだり。

きっと、多くの人に当てはまることと思います。

けれど、一旦乗れるようになると、ラクーーーーに乗れるのです。
転んでばかりだった頃が、ウソのように、快適さを感じるはずです。

もし、途中、1年くらい自転車に乗らない時期があっても、
乗りはじめれば、きっと再びラクに乗れます。

あなた自身も、「乗れる自分」を疑わないはずです。

時には、
いつも同じ道なのに、
すごくしんどく感じたり
乗ることが辛くてたまらない時があったり・・・etc.

これらの多くは、「自転車以外」が要因ですよね。

カゼを引いている時は、自転車の乗ることがしんどいはずです。

悩み事でいっぱいの時は、自転車に乗ることも楽しくないかもしれません。

こうした状態も、まさに【食べることと同じ】です。

カゼを引けば、「普通に食べる」ことが出来なくなって当然です。
一旦リズムが崩れれば、食生活が元通りになるまで時間がかかることもあります。

何かに悩んでいれば、「あんまり食べたくない」という気持ちが沸くことも
あるかもしれません。

そういう時があるのもフツーですが、
そういう時が長期化しないこともフツーなのです。

つまり・・・

「治った後」の食生活とは、

悩むこともなく
それほど考えることもなく
苦労も苦痛もなく

食べることが【当たり前】になっている状態です。

自転車に乗っている時に、
足をどう動かすか
どこを見るかを考えないのと同じように

それほど考えずに、食べることができるのです^^