体重と心の深い関係:体重に悩み続けた私の結論

摂食障害専門カウンセリング
中村綾子です。

入院治療への疑問と
痩せようと必死でも痩せなかった日々。

いろーーんな経験をしてきたからこそ、
この持論にたどり着きました。

体重で悩んでいる方
「食べなさい!」と言ってしまうお母様

ぜひ、じっくりお読みください。

きっちり管理された食事を摂っているのに
全然体重が増えなくて、病院では怒られてばかり・・・

一方で、そんなに食べていないのに
一生懸命運動しているのに
なぜか全然やせない人がいる・・・

常識では考えられないような現象が、
実は、摂食障害の方には多くみられます。

今回のメルマガでお伝えするのは、
私自身が経験してきた体重変化と
多くのクライアント様と接してきた経験から導いた持論に過ぎません。

他のブログ記事・メルマガ記事にも言えることですが、
あなたに合っているかどうかは、
自己責任でご判断ください。

冒頭のような
ちゃんと食べても体重が増えないことと、
運動しても体重が減らないこと。

私は、その両方を経験済みです。
以下のように3つに整理して行きます。

(1)拒食の入院で体重がほとんど増えなかった理由
(2)運動しても全然痩せなかった理由
(3)心と体のカラクリ

(1)拒食の入院で体重がほとんど増えなかった理由

私が、拒食で入院していた時期の話です。

最初、病院食だけを食べて体重を増やす、というのが
主治医の考え方でした。

でも、入院して2週間くらいしても、ほぼ同じ体重でした。

そこで、主治医の提案は、
「食事プラス1000kcal」。

病院食は、これまで通り、ちゃんと食べること。
それ以外に、エンシュア(栄養剤)とアイスクリームで、1000kcal摂ること。

合計で1日に3000kcal近く摂ることを強制されました。

運動という運動は、ほぼゼロ。
1日1回、病院内の売店に行くくらいでした。

でも結局、1ヶ月の入院で体重増加は、たった【2kg】。

もし、今の私が同じことをしていたら、
確実に、もっと体重が増えていると思います。
ほとんど動かず3000kcalも摂取するのですから、当然です。

けれど、拒食症という飢餓状態の身体で、
動くこともなく、どんどん食べても体重がほとんど増えなかったのです。

普通に考えたら、おかしいですよね。

(2)運動しても全然痩せなかった理由

これは過食が始まった後、
ジムに通い続けていた時期です。

週3日ほど、1回2時間以上、トレーニングしていました。

インストラクターにメニューを組んでもらって、
その通りに真面目に運動していました。

でも、全然痩せませんでした。

当時の体重は、現在の体重より5kgは多いです。

それまで運動していなかったのだから、
運動を開始すれば痩せる・・・・

フツーに考えるとその通りですが、
私の身には起こりませんでした。

(3)心と体のカラクリ

心が許せていないと、身体は変わらない。

これが、私の持論です。

体重が増えること
身体が変わること

これがホントに許せていないと、
たくさん食べても、体重増加は望めないのかもしれません。

私の拒食症での入院時から得た結論です。

また、過食で太ってしまった時も同じです。

言いたいこと言えていますか?
心の中は、スッキリしていますか?

言いたいこともガマンして溜めこんでいたら、
やっぱり循環がわるい心身になってしまうと思うのです。

だから、余分なモノ(過剰な体脂肪など)も
出ていかないのです。

結局、
心と身体はつながっているのです。

心と身体がつながっているのだからこそ、
心と体重もつながっていると言えるのではないでしょうか?

命のキケンがある時は、
強制的な医療行為も仕方がないことです。

でも、命のキケンを脱した後は、
【心】に戻ってくることを、どうか忘れないでいてください。

心に向き合う時こそ、選び方が大切なのです!