摂食障害とクリスマス:変わるために振り返る・向き合う

摂食障害専門カウンセリング
中村綾子です。

今月中旬、カウンセリングオフィスに、クリスマスツリーを飾りました!

もう少し後になってから、飾りつけをしようと思っていましたが・・・

初めてのクライアント様もお越しになる日だったので、
朝、オフィスに到着してから、ドタバタの飾りつけ(笑)。

ツリーの飾りは、実家から「余っているものがあるから・・・」と貰ってきました^^

もう少し大きいツリーにすればよかった・・・
玄関用のツリーも買えばよかった・・・
部屋全体をもうちょっと変えたい・・・

などなど、いろんな想いがあります。

でも、クリスマスツリーを飾りながら、1年前のことを振り返ってました。

このオフィスを開設したのは、1年1ヶ月前(2016年10月)。
昨年のクリスマスなんて、ツリーを買おうという気持ちの余裕は全くありませんでした。

ホテルラウンジでのカウンセリングに不自由さを感じ、新たにオフィスを持とうと決めたのが、昨年夏。

それから、準備に走り回っていた日々。

準備しながら、通常のカウンセリングがあり、
準備の買い物がありながら、東京での勉強会に行き
引越し直後にオフィスのエアコンが故障・・・etc.

なんだか、感慨深いです^^

オフィスをオープンしてからも、
同じ仕事なのに、全然ちがう雰囲気に、戸惑いの連続でした。

でも「ちがう」ということの嬉しさもたくさん見つけていきました。

1番の「嬉しい違い」は、クライアント様の変化です。

クライアント様が、周りの目を気にせず、のびのびとお話される姿に変わっていかれることが、とても嬉しかったです。

個室だから、誰かに見られることがない。
個室だから、誰にも話を聴かれることがない。
個室だから、誰にも言えなかった気持ちを言ってもいい・・・etc.

クライアント様たちの変化を、私はそんなふうに受け取ってきました。

あれから、1年が過ぎ、オフィスでカウンセリングを行う私にも、ちょっとだけ余裕が出来てきました。
だから、クリスマスツリーを飾ろうと思えたのだと思います。


季節に移り変わりは、自分の変化を教えてくれます。

1年前から、どんなふうに変化していますか?
1年前、摂食障害は、どんな症状でしたか?
1年前、学校や仕事は、どうでしたか?
1年前、どこの病院・カウンセリングに通っていましたか?

もしかしたら、
何も変化がないように感じているかもしれません。

何も変化がない、
何も変わっていくことが出来ていない自分に
イヤな感情ばかりが沸いてくるかもしれません。

イヤな感情が沸いてきたら、
ぜひ、その感情こそ大事に向き合ってみてください。

何がイヤなのか
どうしてイヤなのか、
そして、イヤなのに、どうして抜け出せないのか・・・。

「イヤ」と向き合うことこそ、
次に進むための大事なステップなのです。

同時に忘れないでいてください。

上手くいかないことも
前に進まないことも
たくさん抱えていると思います。

時間ばかり経っていく焦りや
自分だけが取り残されていく恐怖。

それでも、「生きる」ということを続けてきた事実。
そこだけは、自分を認めてあげてください^^

回復の実感が持てないまま、
さらに1年を過ごしてしまうのではなく、
今から、次の1年に向けて出来ることを考えていきましょう。

次の1年、どんな1年にしますか?

そして、残りが約1ヶ月の2017年という年を、
どう過ごしますか?

1日1日を、どんなふうに過ごすかで、
摂食障害の回復は決まります。

大きな何かをするよりも、
ちょっとした「何か」。

「何か」を考える時、
ぜひ「自分」を主語にしてみてください。

自分の摂食障害
自分の病気
自分の回復
そして、自分の人生です。

今、自分のために治ろうと思えますか?

自分のためなのですから、少しでも早く共依存から抜け出してほしいのです。
共依存の最大のデメリットは、共倒れのリスクです。

我が家に共依存が無かったからこそ、私が回復できたのです。