摂食障害は「治ることが当たり前」。2018年私が1番チカラを入れていくこと

摂食障害専門カウンセリング
中村綾子です。

まもなく、2017年も終わりますね。
今年最後のメルマガでは、何を書こうかずっと考えてきました。

すでにメルマガをお読みくださった方も、まだお読みになっていない方も、「2017年」という1年を振り返っていろいろ思うところがあると思います。

摂食障害という病気。
摂食障害という時間。
そして、2018年を迎えるということ。

私も同じようにいろんなことを考えてきました。
考え続けた結果、以下の目次になりました。

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(1)摂食障害は「治ることが当たり前!」

(2)2018年、私がチカラを入れていくこと

(3)ご縁があった全ての皆さまに感謝を込めて

(1)摂食障害は「治ることが当たり前!」

私が、カウンセリングで1番お伝えしたいこと。

それは、摂食障害は「治ることが当たり前の病気」です。

回復がなかなか上手くいかない時こそ、思い出してほしいのです。

治ることが当たり前。
回復していくのが当たり前。

当たり前のことをやっているだけなのです。

治ることが人生のゴールではありません。
ようやくスタート地点にたどり着いただけです。

治った自分で何をしていきたいのか。
どんな人生を送りたいのか。

治ることが当たり前なのだから、こうした「未来を思い描くこと」こそ大切だと思っています。

摂食障害が治っても、いろんなことが起こります。

イイ事も悪いことも。
うれしい事もイヤなことも。
上手くいく事も上手くいかないことも。

治った自分で生きていくとは、それら全てを引き受けていく覚悟だと思うのです。

「摂食障害だから・・・」で免除されてきたことが一切無くなります。

特別扱いをたくさん受けてきた人こそ、
そこの恐怖が沸きやすいです。

特別扱いではなく、フツーの人。
腫れものではなく、フツーの人。

あなた自身も、
ご家族も、
今すぐ意識を変えていく必要があるのです。

治った後ではなく、「今すぐ」です。

(2)2018年、私がチカラを入れていくこと

2013年に開始した摂食障害専門カウンセリング。
私も、ようやく5年目になりました。

最初は、ホテルのラウンジにてカウンセリングを実施していました。
いろんな不自由さを感じて、今のオフィスに移ったのが2016年秋。

それから、1年数か月が経ちました。

クライアント様が伸び伸びとお話される姿を拝見してきました。
個室というすばらしさを、日々、実感しています。

同時に、一人のカウンセラーとしての在り方をいつもいつも自分に問いかけてきました。

治り方は、一人ひとり異なります。

・クライアント様の年齢
・これまでの摂食障害治療
・治療からの変化や影響。
・家族構成
・家族の理解の有無
・現在の立場(学生、アルバイト、正社員、主婦・・・etc.)
・友達関係
・性格と考え方
・摂食障害という病気への理解・・・etc.

挙げればキリがないほど、一人ひとり異なります。
状況が異なるので、カウンセリングも異なる展開になっていきます。

一人ひとりの状況を踏まえながら、あなただけの治り方を見つけていくこと。

これは、【1対1】のカウンセリングでしか出来ないことです。

同時に、【1対1】という関わり方では、かなり限られた人数の方にしかお会いできません。

何度もお知らせしていますが、年明けの新規カウンセリング募集も限られた人数になります。

たくさんの人に「治ることが当たり前」を実感してほしい。
でも、【1対1】のカウンセリングは人数に限界がある。。。

この対立する2つの想い。
私の中で、いつもいつも葛藤を繰り返してきました。

同時に、「どんな治療を受けるか?」よりも、「賢い患者になること」がとても大切だと感じています。

病院探しにクタクタになってしまったり、
いろんな摂食障害情報にふりまされてしまったり。

「賢い患者になること」によって、こうした「病気以外の疲労感」は軽減できると思うのです。

そんな想いから、2018年、出版に向けてチカラを入れていく決心をしました。

摂食障害の本を出したい。

この想いは、摂食障害に悩んでいた頃からずーっと抱いていました。
カウンセラーになった後、電子書籍というカタチでの出版は叶えることができました。

でも、1番叶えたいのは、ふつうの紙の本を出版することです。

フラッと本屋さんに入った時、ふと手にとった本に救われたこと。
何気なくめくったページの言葉に、心が震えたこと。
いつも手元に置いておける安心感。

きっと誰もが、「思い入れのある一冊」をお持ちだと思います。

私は、そんな一冊を世の中に出していきたいのです。

思い描きながらも、日々の忙しさに、先送りにばかりしていました。
だからこそ、ココで宣言したのです。

商業出版への道のりは、とても長く険しいのかもしれません。
同時に、「出版する」ことは、最終ゴールではありません。

出版のための行動があって
出版の契約が叶って
出版の執筆活動が始まり、
やっと一冊の本が世の中に出るのです。

その後「治るのが当たり前」という考え方が、少しずつ広まっていくといいなあと思っています。

治ることが当たり前。

一人ひとりの摂食障害の方が、回復されフツーに社会生活を送っていけるようになること。

それが「治ることが当たり前」の証拠です!

私はカウンセリングと出版という活動を通して、「治ることが当たり前!」を広めていきます。

摂食障害に悩んでいるあなたは、ご自身の回復と社会生活を通して、ぜひ社会に証明していってください。

(3)ご縁があった全ての皆さまに感謝を込めて

このブログと出会ってくださって、ありがとうございます。

カウンセラーという活動をしている人は、きっと星の数ほどいます。

その中から、私のブログを見つけてくださって、ありがとうございます。
ブログだけではなく、このメルマガもお読みくださり、ありがとうございます。

そして、これからカウンセリングを開始しようとされている方も、来春お会いできますことを楽しみにしております。

年末年始、いろんなことが起きることと思います。

バタバタとした時間
ソワソワとした日々

それでも、私のブログとメルマガは、「いつも通り」を守り続けていきます^^

いろんな気持ちが沸いた時、ふと思い出していただけると嬉しいです。

では、今年1年、ありがとうございました。

来年最初のメルマガは、1月2日(火)夜8時です。
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