摂食障害専門カウンセラー中村綾子です。
「頑張って食べているのに、娘の体重が増えない」
こうした声を、お母様からよくいただきます。
以前よりおいしそうに食べている。食べる量も少し増えた。なのに、体重は変わらない。
なぜなのか。今日は、その理由を3つお伝えします。
理由① 心がブロックしている
摂食障害は、心の病気です。
食べていても、心が「受け付けない」状態では、なかなか体重は増えません。
これは意志の問題ではありません。心の回復と体の回復が、必ずしも同じスピードで進まないことがあるのです。
お母様が「食べてくれた!」と喜ぶ気持ちは当然です。でも、体重という結果にすぐつながらないことがあるのは、こうした理由があります。
理由② 「少し増えた」では、まだ足りない
食べる量が以前より増えた。
でも、「以前の超少食」と比べていませんか?
体重を回復させるためには、かなりの量を継続して食べ続けることが必要です。
「ちょっと量が増えた」という感覚では、まだ全然足りないことがほとんどです。
これはお嬢様を責めているのではありません。
拒食症から体重を適切に増やしていくために、どれだけの量が必要なのかを、正しく理解することが大切だということです。
理由③ 「感情論」で判断していませんか
「おいしそうに食べていた」
「頑張って食べていた」
「今日は食べてくれた!」
こうした感情的な観察だけで、「回復が進んでいる」と判断していませんか?
体重は、結果です。
今の食べ方が体重の回復につながっているかどうかは、感情ではなく結果で判断する必要があります。
「頑張って食べているのに増えない」という状況が続くなら、今のやり方が合っているかを見直すことが大切です。
拒食症:ご家族にできること
この3つの理由を知ることで、「なぜ増えないのか」という疑問が少し解けたでしょうか。
ただ、「では、何をどう食べればいいのか」という具体的な疑問が次に出てくるはずです。
また、「食べる量が増えていても体重が増えない」状況には、食事の内容だけでなく、心の回復の状態も深く関わっています。
こうした疑問への具体的な答えを、以下のnoteにまとめています。
▼「食べたいものは?」と聞いてばかりいませんか?

▼拒食症の入院を避けたいなら、家で食べる量を知っておこう

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