今日は、少し踏み込んだお話をします。
でも、これを伝えずにいることが、私には出来ません。
「自分を大切に」という言葉への違和感
摂食障害のご家族へのアドバイスとして、よく言われることがあります。
「お母様も自分を大切にしてください」
「たまにはお友達と出かけてリフレッシュを」
「娘のことばかり考えず、自分の時間も」
でも私は、この言葉にずっと違和感を持ってきました。
高熱の子どもを前に、コンサートに行けますか
例えば、お嬢様が高熱を出して、ぐったりしているとします。
熱が下がらない。
どうすれば治るか分からない。
その状態で、「お友達とコンサートに行きたい」という気持ちが沸きますか?
「旅行に行きたい」と思えますか?
沸かないはずです。
それは「我慢している」のではありません。
本気で向き合っている時、そういう気持ち自体が自然と消えるのです。
母親カウンセリングで何度も聞いてきた言葉
「娘のために、私が仕事をやめないといけないんですか!?」
こうした言葉を、お母様からいただくことがあります。
怒りとも受け取れる、切実な叫びです。
こうした時、私は何も言いません。
なぜなら、この心境のまま仕事を辞めて家にいても、その怒りがお嬢様に向かってしまうからです。
「あなたのために、好きだった仕事までやめたのよ」
「ママはこんなに一生懸命なのに、どうして食べないの!?」
「あなたのせいで、仕事を失った」
「早く治ってくれないと、困るのよ」
こうした言葉は、お母様の本音かもしれません。
でも、お嬢様には「自分のせいでお母さんが犠牲になっている」と届いてしまいます。
それが、さらに症状を悪化させることがあるのです。
摂食障害が「長期化する家庭」の共通点
摂食障害は、長期化すると「これが当たり前」になってしまいます。
娘が食べ吐きすることが当たり前。
働かずに家にいることが当たり前。
学校に行かないことが当たり前。
その「当たり前」が積み重なった先に、回復はありません。
摂食障害は、待っていれば治る病気ではありません。
本気で取り組まない限り、治らないのです。
摂食障害が「回復する家庭」の共通点
カウンセリングを卒業されたお母様方に、共通することがあります。
ツライと思いながら、それでも学び続けた。
接し方を変え続けた。
諦めなかった。
でも、誰ひとりとして「自分を犠牲にした」とは言いません。
渦中にいる時は、それが当たり前だったから。
本気で向き合っている時、「犠牲にしている感覚」すら沸かないのです。
「自分を犠牲にしている」と感じているとしたら、それはまだどこかで、本気になりきれていないサインかもしれません。
摂食障害の娘を持つお母様へ
お嬢様の回復に本気で向き合うこと。
それは、自分を犠牲にすることではありません。
お嬢様の未来のために、今できる最大のことをすることです。
正しい知識を持ち、正しい接し方を身につけたお母様が、お嬢様を変えていきます。
摂食障害のお嬢様への接し方を、もっと深く学びたいお母様へ。</h2?
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