
摂食障害専門カウンセラーの中村綾子です。
摂食障害で自宅療養しているはずなのに、なかなか回復が進まなくて困っていませんか?
自宅療養中、お嬢様がキッチンに立って料理を手伝ってくれたり、家事を進んでやってくれたりすると、つい「偉いね」「助かるわ」と褒めてしまうお母様も多いようです。
実は、その「お手伝いを褒めること」こそが、回復を妨げている大きな原因の一つなのです。
摂食障害なのに、なぜ「お手伝い」を辞められないのか?
これには、お嬢様とお母様の双方に隠れた2つの大きな理由があります。
「お母さんの顔色」のために生きている
お嬢様は「役に立つ自分」でなければ愛されない、と無意識に思い込んでいます。
お手伝いをしてお母様が喜んでくれる(褒めてくれる)ことで、自分の存在価値をギリギリ保っている状態です。
つまり、褒められれば褒められるほど、「休む=価値がない」と思い込み、絶対に休めなくなってしまうのです。
「暇になると過食してしまう」という恐怖
これは拒食症から過食が始まった方に多い恐怖です。
「何もしない時間」ができると、過食衝動が襲ってくるのではないかという恐怖心を抱えています。
だからこそ、動き続けることで気を紛らわせているのです。
そしてお母様ご自身も、「暇だとまた過食してしまうのでは…」という不安から、無意識のうちにお手伝いや勉強など「何かをやらせること」を推奨してしまっていませんか?
摂食障害は心の病気。心の休養が最優先
お手伝いをしている
勉強を頑張っている
習い事に励んでいる…etc.
一見すると「動けているから安心」と思いがちですが、それは頭の中が常に焦りと不安でフル回転している「過活動」の状態です。
心の病気である摂食障害を根本から治すためには、体だけでなく「心を休ませること」が何よりも優先されます。
入院や通院をして、一見体力が戻ってきたように見えても、この「頭の過活動」が止まらない限り、本当の意味での回復には繋がりません。
摂食障害の回復への第一歩は、お母様が「環境」を作ること
お嬢様が自分から「休む」ことはできません。
まずは、お母様自身の考え方を変え、休める環境を作っていくことが必要です。
「お手伝いをしてくれるから偉い」のではなく、「何もしなくても、ただ生きていてくれるだけで大切だ」というメッセージを態度で示していくこと。
そのためには、まず「お手伝い」をストップしてみてください。
動かなくてもいい、何もしなくてもいい。
何かができてもできなくても。
何かが上手くいっても、上手くいかなくても。
あなたは、あなたのままで、愛おしい。
そんな安心できる環境をお母様から作っていくことが、回復への一番の近道なのです。
摂食障害の回復につながる休み方、動画でも解説してます。
▼動画はスマホで繰り返し視聴できます。


