摂食障害の家族相談

【Q&A】過食嘔吐はカウンセリングだけで治るのでしょうか?

過食嘔吐だけど娘が病院に行きたくない、通院を辞めた時、家族はどうする?摂食障害専門カウンセラー中村綾子が解説

摂食障害専門カウンセリング
中村綾子です。

 

先日3日間限定で実施しましたプレゼント企画です。
たくさんのご応募をありがとうございました!

 

ご応募いただきましたご質問の中から、私カウンセラー中村綾子がブログ上で回答していきます!

 

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注意:
ブログ上での回答は、こちらの判断で言葉を補ったり質問の内容を一部修正したりしていることをあらかじめご了承ください。また全ての摂食障害の方に当てはまるとは限りませんことも、併せてご了承ください。

 

◆メルマガ読者さまからのご質問過食嘔吐をしている子の母親です。一度、心療内科に行ったのですが、子供が怒ってしまって病院には行っていません。

病院に掛からずカウンセリングだけでも摂食障害は治るのでしょうか?

 

ご質問をありがとうございます。

「一度、病院に行ったけれど、そこで上手くいかなくなってしまった……」というのは、実はカウンセリングの現場でも非常に多く耳にするお話です 。

ご家族としては、大切なお嬢様の命や将来が心配で、「とにかく一刻も早く病院に連れていかなければ」と必死になってしまうのは当然のことだと思います 。

しかし、ものすごく勇気を出して病院の門を叩いたお嬢様が、そこで傷つき、怒って通院を拒絶してしまうケースは少なくありません 。

今回は、「病院に行きたがらない状況で、カウンセリングだけで回復を目指せるのか」という疑問にお答えしつつ、今すぐご家族ができる具体的なアプローチについて解説します 。

精神科を拒否するなら、まずは「とりあえずの内科」で体のチェックを

まず大前提として、「無理やり精神科や心療内科に引きずって連れていくこと」は避けていただきたいと考えます 。

拒絶している状態で無理に受診させても、信頼関係が崩れ、さらに心を閉ざしてしまう原因になるからです。

とはいえ、過食嘔吐という行為がある以上、心配されるのはもっともです。

そこで、本人が精神科を強く拒絶する場合の「とりあえずの対策」として、これまで風邪などで通ったことがある、身近な内科を受診してみることを提案します 。

内科の主治医の先生に、事情を話し、「念のための健康診断」として血液検査などを受けさせてもらうのです 。

【注意】
体重の極端な減少や激しい衰弱など、明らかに命の危険がある状態(急性期)であれば、本人の意志に関わらず、即座に専門医療機関への受診や入院などの措置が必要になります 。しかし、そこまでの危機的状況ではなく、体重が標準範囲内にあるような場合は、まずは内科での定期的な身体チェックで安全を確保しながら、次のステップを考えていきましょう 。

カウンセリングで治る?本人の「モチベーション」がカギ

「病院に行かずにカウンセリングだけで治るのか?」という点について、結論からお伝えすると、卒業できる可能性は十分にあります 。

実際、当オフィスにお越しいただくクライアント様の多くも、カウンセリングのみで症状ゼロの「卒業」を迎えています 。

しかし、カウンセリングだけで回復を目指すには、非常に重要な条件があります。

それは、お嬢様ご本人に

「治りたい」
「カウンセリングを受けて、ツライ過去とも向き合いたい」

という高いモチベーション(覚悟)があるかどうかです。

今回の「一度心療内科に行ったけれど、お嬢様が怒ってしまって行かなくなった」という状況から推測すると 、お嬢様はまだ「自分の病気や生きづらさと正面から向き合う心の準備」ができていない可能性が高いと考えられます。

カウンセリングは、単におしゃべりをしてスッキリする場所ではありません。

これまで蓋をしてきた苦しい感情や、根本的な原因と向き合うプロセスを伴います。

そのため、お嬢様のモチベーションが低い段階で焦ってカウンセリングを受けさせようとしても、病院のときと同じように怒りを爆発させたり、拒絶されたりして終わってしまうリスクが非常に高いのです。

お嬢様の心の準備がどこまでできているかは、極めて慎重に見極める必要があります。

3.病院にお任せではなく、まずは「家族の接し方」から変えていきましょう

では、本人のモチベーションがまだ低く、病院もカウンセリングも拒否している時期は、待つだけでいいのでしょうあか?

決してそんなことはありません。

摂食障害のお嬢様が動けない今だからこそ、「病院にお任せ」にするのではなく、まずはご家族でこの病気に取り組むという意識に切り替えるチャンスです。

摂食障害は、「家族の関わり方」が回復の大きなカギを握っています。

お嬢様が治療を拒絶していても、一番身近にいるお母様の接し方や、家庭内の空気感が変わるだけで、お嬢様の状態に良い変化が現れることは珍しくありません。

ご家族が摂食障害の「ただしい知識」を持ち、接し方が変わると、お嬢様から「治したい」という本当のモチベーションが芽生え始めます。

まずはご家庭でできるセルフケアから始めてみませんか?

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