摂食障害専門カウンセリング
中村綾子です。
「娘が、食べても食べても『まだ物足りない』ってソワソワしているんです」
「家族と同じ量を食べたはずなのに、一息つく間もなく過食に走ってしまう……」
摂食障害のお嬢様を持つお母様から、こうした切実なお悩みを本当によく伺います。
実は、拒食から過食気味になっている時期って、頭の中では「しっかり食べた」「ちゃんと食べた」と思っていても…
体や心にとっては「全く足りていない」という【食べたつもり】に陥っていることがものすごく多いのです。
もし、お嬢様が食後にいつもソワソワして過食が止まらない状態なら、今すぐ見直してほしい決定的なポイントがあります。
それが、【お米(炭水化物)】を極端に避けていないか、ということです。
おかずだけでは満たされない、お米のフシギなチカラ

以前、私はランチで「漁師丼」を食べました。
お魚がたっぷり乗った豪華などんぶりだったのですが、注文のときにご飯の量を迷わず「中」にしたんです。
出てきたどんぶりは、想像以上にご飯が山盛り(笑)!
「多いなぁ…」と思いながらも、お箸が止まらず、パクパクと美味しく完食しました。
そうしたら、すごーーーくお腹いっぱいになって、いつもなら夕方に必ず食べていた「間食(おやつ)」を、その日はまったく食べたいと思わなかったんです。
理由はただ一つ。
ご飯(お米)をしっかり食べて、お腹も心も満たされたから
お米には、そんな不思議なチカラがあります。
おかずばかりをどれだけお腹に詰め込んでも、なぜかソワソワして満たされないのに、お米をふつうに食べるだけで、体に守られているような安心感が戻ってくるのです。
実は私自身も、摂食障害の頃はお米を極端に避けていました。
周りの人がご飯をバクバク食べている姿を「羨ましいな…」と思いつつも、怖くて食べられない。
そして、自分だけが食後にずっとソワソワして、「私の頭がおかしいんじゃないか」とモンモンと悩んでいたのです。
でも、解決策はただ一つでした。
「お米を抜いた食事は、全然きちんと食べたことにならない」という現実を、受け入れること。
それが過食衝動を解決する1つの方法でした。
「満腹」と「満足」は、まったく違う
過食に悩むお嬢様が、よくやってしまう「間違った食べ方」があります。
カウンセリングでもよくお伝えする、分かりやすい例があります。
もし、お水を大量に飲んだら、お腹はパンパンに膨らんで『満腹』になるよね
でも、それで心は『満足』できるかなぁ?
お水をたくさん飲めば、一時的にお腹は膨らみますが、栄養にはならないし、心は1ミリも満たされませんよね。
今の、お嬢様の食事はどうなっていますか?
「太るのが怖いから」とおかずや低カロリーなもの(特に大量の野菜!)だけでお腹を膨らませる【満腹】になっていませんか?
本当に過食を止めるために必要なのは、お腹ではなく、心が満ち足りる【満足】を求めることなのです。
【摂食障害の治し方】ガマンして、頑張って食べても意味がない
私は、昔からずっと大切にしている言葉があります。
どうせ生きているなら
言いたいことを言って
やりたいことをやって
食べたいものを食べて
少しは笑って生きていきたい。
食べるって、決してガマンして、歯を食いしばって頑張る「苦行」ではありません。
(命の危険があるほどの極端な低体重の時期を除いては、「頑張って食べる」というのは少し違うなと感じています)
頑張って義務で食べるよりも、心からの「美味しいね!」を取り戻すこと。
お米のチカラを借りて、
ふつうの体型
ふつうの生活
に戻っていくことは、決して怖いことでも、悪いことでもないんですよ。
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