「頑張らなくていいよ」を間違える時

摂食障害専門カウンセリング
中村綾子です。

頑張らなくていいよ。

私もカウンセリングでよく使う言葉です。

でも、「頑張らなくていい」を都合のいいように解釈して、結果、摂食障害が回復していかない人もいます。

先日、地下鉄でテスト用紙を必死に見ている女の子がいました。

センター試験
英語
●●塾

つまり、センター試験の模擬試験だったみたいです。

この女の子に「頑張らなくていいよ」と言いますか?

私は、この場面でも、時と場合によると思っています。

自分のためで、
やりたいことに向かっていて
勉強したいなら、

頑張ってください。

でも、

自分以外の誰かのためだったり、
やりたいことより、見栄や世間体のためだったり、
心身共に無理した勉強なら、

頑張らなくていいよ。

この違い、すごく重要です!

さらに、、、

やりたいことをやっている場合、
努力や頑張りっていう捉え方をしないはずなんです。

まわりから見たら、
「よく頑張るよねー」
「すごい努力だね」
といわれても、

やりたいことをやってる本人にとっては、
努力とも頑張りとも感じていないはずです。

つまり、

頑張らなくていいよ
という言葉は、

あなたが、ムリやり頑張っているのが見受けられるときに使います。

ムリやりで、必死すぎるから。
近い将来、かならず反動が来るから。

頑張る内容も
頑張っていく方向性にも

軌道修正が必要だと思うからこそ、
頑張らなくていいよ、とお伝えするのです。

一方で、頑張りが必要な時もあります。

それは、摂食障害を治す時。

イヤな感情に気づいても
逃げずに踏み止まること。

これも、頑張るときです。

治ろうと思っても、
なかなか合う治療者に出会えないとき。

これも、頑張って探し続ける時です。

「頑張らなくていいよ」を都合よく解釈して、
「いつか治る」と何もしない人は、
ずーっと治らない人です。

治ろうと思ったら、まずコレが大事です!
摂食障害を治すために何をしたらいいか分からない方、必見です。