両親の老いに感じた「治ってよかった」こと。

2020/05/28修正

摂食障害専門カウンセリング
中村綾子です。

新しい年になって、まもなく10日になりますね。
いつも通りの生活に戻った頃でしょうか。

年末年始、いろんな想いがあったことと思います。

家族と過ごす時間が長くなるからこそ、イライラしたり。
普段のスケジュールと違うからこそ、ソワソワしたり。
華やかな雰囲気に、何もできない自分に落胆したり・・・etc.

摂食障害の頃の私は、どれも経験済です。

今回の年末年始は、違った意味で、衝撃と安堵がありました。

まずは、衝撃。


それは、両親の老い。

以前、父の古希のお祝いをした話をブログに書きました。
そして、今年は母が数えで70歳を迎えます。


70歳。。。

数字の上では、とてもとても高齢のイメージが沸いてしまいます。
でも、その年齢が目の前の母なのです。

命にかかわるほどの不調ではないのものの、
いろんな場所にイロイロ不調を抱く、母の身体。

見た目にも、なんとなく漂ってくる「老い」。

そんな母を目の前にして思ったのです。

摂食障害が治ってよかった

もし、今、過食が1番ひどい時期だったら。。。
もし、今、就職試験に落ち続ける日々だったら。。。
もし、今、病院辞めたい、転院したいと言っている日々だったら。。。

そんなふうに想像すると、ゾッとしました。
同時に、早く治っておいてよかったと安堵の気持ちが沸いてきました。

治ってよかったと思うからこそ、
今、20代で摂食障害に悩んでいる方には、
このメッセージを伝えたいのです。

「親は、いつまでも元気でいないんだよ!」

私が、摂食障害真っ最中で、途方にくれていた時、母から繰り返し言われていた言葉です。

もちろん、当時は、この言葉にキズつきました。
「なんて、冷たい親なんだろう」と思いました。
「私がこんなにツライのに、そんなこと言うの!?」とケンカもしました。

でも、老いていく両親を目にしている今、これは避けられない事実だとお伝えしたいのです。

摂食障害になったのは、確かに、周りの環境・家族の影響も大きかったことでしょう。
摂食障害になるしかないほどの辛さを、あなたは何年のため込んできたのかもしれません。

けれど・・・

治っていくのは、あなた自身です。

過去を恨んでもいい。
周りに怒りを持ってもいい。

どんな感情もちゃんと認めて、ちゃんと感じること。
それはそれで大事なことです。

そして、時間は確実に過ぎていきます。

新しい1年になりました。
つまり、あなたも1つ年を取っているのです。
同時に、あなたのご両親も1つ老いていきます。

摂食障害を周りのせいにしていませんか?

周りのせいだから、自分は何もしなくていいと思っていませんか?

摂食障害は「いつか治る」とヘンな楽観視をしていませんか?

「通っていれば治る」と病院・カウンセリングに他力本願になっていません
か?

20歳以降であれば、目を覚まして、ちゃんと現実を見ていきましょう。

家の中の居心地がいいことは必要です。
言いたいことが言えるようになることは大事です。

でも、その環境は、ずーっと居続ける場所ではありません。

摂食障害を治すこと。
治った後、自立した生活につなげるために。

こんな生活、親子共々、見直してみてください。
「かわいそう」が勘違いの始まりなのです。