カウンセラー中村綾子です。
前回の起業失敗談(1)では「私が転身を決意した3つの理由」をお届けしました。今回は、【起業失敗談(2)】パン教室廃業の決断から具体的な辞め方をお届けします。
・(1)パン教室から開業カウンセラーへ!私が転身を決意した3つの理由
・(2)パン教室廃業の決断から具体的な辞め方(*今ここ)
・辞めたことで失ったもの
・辞めた後~カウンセラーとして再出発するまで
2013年4月:パン教室はムリ…と気づく
特に、大きな出来事が起こったわけではありませんし、何か1つのきっかけで「ムリ…」と思ったわけでもありません。
ずっと積み重なっていたのだと思います。
パン教室を続ける辛さ
カウンセラーに戻りたい気持ち
この両方がずーっとモンモンと心の中にあって、ずーっとウダウダした気持ちでした。
パン教室の日は、ものすごい気合だけで、自分を奮い立たせてレッスンを行う…そして夜ダウンする、という繰り返しでした。
休業:「一旦、教室をお休みします」という連絡を
4月下旬、どうしてもレッスンができない…という状態に陥りまして、一旦お休みすることを決めました。
生徒さん全員にメールしてお詫びを続けていましたが、多くの生徒さんは快諾してくださって、励ましのメッセージもお寄せくださいました。
(ホント感謝しかないです…)
廃業:教室を辞める決断と方法
お休みするといっても、今後のことが決まらずモンモンとしていました。
ちょうど、5月のゴールデンウィーク頃でした。
休業した後は、再開しようと思っていたのですが、どうしても心が限界を感じていました。
・ずっと肉体労働はムリ
・ずっと新しいレシピを生み出し続けるのはムリ
・やっぱりカウンセラーに戻りたい
こうした気持ちで「明るく元気にパン・レッスン」を再開するなんて思えませんでした。
何よりも、自分の「カウンセラーに戻りたい」という気持にウソはつけない、そんな気持ちが強くなっていました。
この時点では、
・どんなカウンセリングにするのか
・いつ開業するのか
・開業資金は?
ということは、まったく見通しが立っていませんでした。
パン教室を続けながら、カウンセリングを副業でやる方法は無かったのか?
当時は、今ほど副業という言葉が一般的ではなかったので、「カウンセリングを副業で」という方法は考えませんでした。
・全部辞めることが怖くなかったのか?
・カウンセリング開業することが怖くなかったのか?
といったご質問も良くいただくのですが…
もちろん、「何もない自分」になることへの恐怖はありました。
しかし、パン教室を続けることで心身が悲鳴を上げていましたから、「もう無理」としか言いようがありませんでした。
パン教室を辞める頃は、両親共に元気でしたから、実家に戻って少しは療養して、それからカウンセリング開業についてじっくり考えよう…という気持ちでした。
まとめ:パン教室をやめた方法
「好きなことを仕事に!」という感覚で始めたパン教室でしたが、やはり心身ともに限界を感じて、休業期間を経て廃業しました。
ビジネスについて学んでいないまま開業してしまった…というのが大きな反省点であり、カウンセリング開業に1番役立った「学び」でもありました。
次回は、パン教室を廃業して「失ったもの」に焦点を当ててお届けします。