*パン教室時代の実際の写真です。
失敗するリスクを考えて、開業カウンセラーとしての一歩を踏み出せない方も多いようです。
こんにちは。
開業カウンセラー中村綾子です。
今回は私が摂食障害専門カウンセリングを始める前の自宅パン教室についてお届けします。
・パン教室を辞めた理由
・辞める方法
・辞めたことで失ったもの
・辞めた後~カウンセラーとして再出発するまで
じっくりとお届けしたいと思いますので、シリーズ化します。
今回は、最初の開業である自宅パン教室をやめた理由をお届けします。
自宅パン教室を辞めた理由
*パン教室のバターロールです。
パン教室は、2011年3月開業で、2013年5月廃業しました。
廃業する直前、一時期お休みしていたこともありますので、実質2年くらいでした。
生徒さんとのパンレッスンは楽しかったですし、この時もブログ集客がメインで遠方から個人レッスンにお越しになる方もいらして、充実していました。
しかし…
充実感があったからこそ、いろんな悩みをずっと抱えていました。
(1)生徒さんの相談を聴く方が好き、という気づき
最大2名という超少人数レッスンでした。
1対1になることも多く、個人的な相談を依頼されることも日常的でした。
・子どもの習い事、どうしよう
・自宅で仕事っていいなー
・自分の教室を持てるなんて
・新しいオーブン、何がいい?
・掃除機は必要?
・娘が…
・親が…
中には「先生、電球どこで買ったらいいですか!?」というご質問も(笑)。
こうした時間がとても多くなっていきました。
「よろず相談所」のような雰囲気は気にっていましたが、同時に気づいてしまいました。
パンよりも、相談を仕事にしたい
という自分の本音に。
自分の本音に気づいてしまってからのほうが、パン教室の仕事が辛くなっていきました。
(2)ひとりブラックの働き方に陥っていました
レッスンは充実していたものの、ほぼ素人だったので、新しいレシピを開発したり、教室準備したりすることに相当な時間がかかりました。
また、変なプライドがありまして…ライセンスをとった教室のレシピをそのまま使ってはいけない!と考えていました
(ライセンス取得者は、レシピの商用利用可だったにも関わらず)
・材料の買い出し
・新しいレシピ開発
・写真撮影
・レシピ書き
・ブログ執筆
・朝から晩までのレッスン(19時開始もあり)
ずーっと仕事、しかも体力仕事が多かったので、ヘトヘトになっていきました。
「ひとりブラック」の働き方に陥ってしまい、ストレスは膨大でした。
(3)レシピ開発を永遠には続けられない
こちらはカンタンにアレンジしたシュトーレン。当時の写真が見つからなかったので・
パン教室2年目で気づいてしまいました。
「クリスマスって、毎年来るんだ…」
当たり前ですが、クリスマスもお正月も毎年来ますよね。
しかし、毎年毎年、新しいクリスマス系のパンをつくっていくのか…と思った時、自分の限界を感じたのです。
教室で教えていたシュトーレンは、とてもとてもご好評いただいていました。
しかし、
昨年から通ってくださる生徒さん
入ったばかりの生徒さん
その両方を満たし続けることは、不可能ではないか…と思うようになりました。
それも教室を続けている限り、ずっと続くのか…と思った時、自分には無理と思ったのでした。
今回は、前職である自宅パン教室を辞めた理由をお届けしました。
次回は、「辞める方法」についてお届けする予定です。
続きをお楽しみに!