摂食障害専門カウンセリング
中村綾子です。
摂食障害とは?
という問いに、言葉では「心の病気」と答えながらも、実は「なんで?」と疑問を抱いていたり、「ホントは脳の病気なんじゃないの?」「単にダイエットしすぎなんじゃないの?」と思っている方が多いようです。
そんなふうに考えるのは、実はお母様方に多いです。
摂食障害のご本人様たちは、大抵の場合、薄々であっても、認めたくはなくても、大体きづいています。
心がしんどい、ということに。
摂食障害とは、心の病気です。
心がつらくなりすぎて
その辛さが、自分の身体に向かってしまった状態です。
甘えたいのに
甘えられなかったり
言いたいのに
言えなかったり
泣きたいのに
ガマンを強いられたり
見た目は、元気に明るくふるまっていたけれど
ある時、それが続かなくなって
なんで、自分はこんなに頑張っているんだろう。
なんで、こんなにガマンしているんだろう。
そう思った時に、
爆発してしまうのです。
これまでフツーだった「食べること」が、なぜか怖くなったり、なぜか気になって仕方がなくなったり、なぜかイライラしたり、なぜか苦痛になったり。
よくわからない状態に
陥ってしまうのです。
でも、
心のどこかでは、「しんどい」と気づいているけれど、
まわりから
「ダイエットのやりすぎだよ」
「将来、子どもが産めないよ」
「ちゃんと食べなさい!」
とばかり言われてしまうと、
ますます「しんどい」ことは言えなくなって、ますます「食へのこだわり」が増えてしまう。
心の病気なのに
見た目には「体重に一喜一憂していること」と「食べることにウルサイこと」しか分からないから、
ダイエットでおかしくなったんじゃないの?と言われても、何も反論できなくなってしまうのです。。。
・・・
摂食障害とは、心の病気です。
でも、勘違いされやすい病気であり、いろんな情報に振り回されてしまう人が多い病気です。
正しい情報を吟味することも
正しく理解することも
ひとりでモンモンとしながら続けていくことは、難しいかもしれません。
だからこそ、まずはお母様方から、「正しい知識」を身に着けてほしいと思っています。
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