摂食障害専門カウンセリング
中村綾子です。
糖質オフ
カロリーゼロ
砂糖ゼロ
そんな言葉に魅かれていませんか？
そういう物ばかり食べているのに、
なぜか太っていっていませんか？
私は、そうでした。
過食を止めたくて、
堅い固いダイエットゼリーを食べたり、
カロリーを少しでも減らしたくて、
人工甘味料のココアを飲んだり、
パンが好きなのに、
固いおから入りのパンだけをわざわざ購入したり・・・
いろーーーんなものに手を出して、
その度に、一旦は期待して、
でも、すぐに「痩せない自分」と「過食してしまう自分」に自己嫌悪でした。
たどり着いた答は・・・
だいたいフツーが１番。
フツーの物、といっても、全部が手作りではありません。
自然の物、といっても、全部が無農薬野菜・有機野菜ではありません。
一応、自炊は心がけているものの、
それは、一人暮らしの現実なので、コンビニ頼みになることも多いです。
わざわざダイエット食品は買わないですが、
市販のお菓子やレトルト食品を食べれば、添加物は入っています。
でも、大体フツーの食べ物だと思っています。
痩せようとしなくても、
糖質オフをしなくても、
だいたいフツーのもの。
それでイイって思えるまで、
何年もかかりました。
糖質オフなんてしていたら、
私の大好きなパンが食べられないですから（笑）。
・・・
カナダ留学中、とても印象的な出来事がありました。
ルームシェアしていたのは、２９歳カナダ人女性。
彼女は、毎日パワーウォーク（競歩並のウォーキング)をして、
糖質が肥満体を作る、という主張のもと生きていました。
だから、彼女の食生活は、すごかったです。
塊のチーズと
塊のハム。
日本では200gのバターって箱入りで
売っていると思いますが、
大きさが、まさにそれと同じです。
そんな塊２つが、夕飯。
でも、あるとき、爆発したのです！！
私が、数時間外出した時、
ベーグルの袋が空っぽになっていました。
彼女がその日の朝、買ってきたばかりのベーグル１袋。
１袋は６個入りです。
彼女は、６個のベーグルを一気に食べてしまったのです！！！
唖然。。。
食べている最中は見ていないものの、
空っぽになった袋と
彼女の言葉から、
分かりました。
糖質を食べないと、人間ってこうなるんだ。。。
２０歳の私には、
深く深く刻まれました。
・・・
もちろん、カナダ留学から帰国して拒食症と診断され、その後過食・過食嘔吐になった私にも、この時の記憶がありました。
それでも、
無理やり「お米」を食べない生活をしていたことも、
上記のように「人工的なもの」を食べていたこともあります。
でも、どちらも「太りやすい身体作り」なのです。実際、私は今よりずっと少ない食べ方で、今よりずっと太りやすい身体でした。
理由は、カンタンです。
人間って、動物だから。
自然に逆らった（逆らい過ぎた）食品は、
やっぱり上手く働いてくれないのです。
太りやすくなったり、
もっと甘いものを欲する身体に変わったり、
いろんな「上手くいかないこと」が出てくるのです。
フツーのものを
フツーに食べること。
それを許せる自分になること。
そうすれば、こんなスイーツも、普通に食べて楽しめるのですから＾＾
ある日のお昼ご飯です（笑）。