摂食障害の本当の回復:どんな状態を目指すべきなのか?


摂食障害カウンセリング
中村綾子です。

摂食障害が治るって、どんな状態?
回復って、何がどうなること?

今の不安も
今の悩みもゼロになること?

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摂食障害真っ最中の頃、
私も本当に分からなくて
一層不安になっていました。

いただきましたご質問をご紹介します。

◆メルマガ読者さんからのご質問◆見た目からしても体型がもどってきたことを素直に喜べないという現状は、本当の回復ではないのでしょうか。

摂食障害の本当の回復ってどんな状態でしょうか?


*ブログでは、一般論と私の経験談の範囲で回答させていただきます。

ご質問をありがとうございます。

いい質問ですね~。

これも病院では教えてくれないことです。
また、摂食障害の本を読んでも、なかなか載っていないことかもしれません。

摂食障害の回復をひと言でいうなら、
「ラクに生きられるようになること」と考えます。

「ラクに生きる」とは、食事や体型のことだけではありません。
心がラクなのです。

【摂食障害の回復】自分の気持ちを優先できる

「◯◯しなければいけない」という気持ちで
行動することが、無くなることです。

行きたくない誘いには
ハッキリNOを告げて

やりたくない事は、
できるだけ回避して

イヤイヤやるよりも
楽しく出来る方法を考える。

食べたいと思ったら食べて
観たいと思ったTVを観て

何をやるのも
何をやらないのも
すべては、自分の気持ちで選べるようになること。

誰かが言ったからでなく
みんなやっているからではなく
こっちの方が良いと言われるからではなく

あなた自身の気持ちのまま
動けるようになることではないでしょうか?

決して、わがままし放題になることとは、違います。

あなたが、あなたを大切に出来るから
あなたは、周りの人も大切に出来ます。

あなたが、あなたを大切に扱っているから、
周りもあなたのことを、大切にしてくれます。

そんな生き方、憧れませんか?

【摂食障害の回復】人のことが気にならない

摂食障害真っ最中だと、
色々なことが気になりませんか?

人の食事量
人の顔色
人の体型
人の服装
人の意見・・・etc.

摂食障害から回復していくにつれ、
人のことがあんまり気にならなくなるんです。

人と比べるより
自分が「どうしたいか?」。

人をねたむより
良いところは、取り入れようと
積極的に動ける。

なぜなら・・・「自分は自分」だからです。

食べる量も人それぞれ
好きなものも、人それぞれ
行く学校も、人それぞれ
趣味も人それぞれ

「羨ましい」という感情が沸いても、
決して自分にダメ出しするのではなく

自分で自分のやりたいことを
大切に出来る生き方なんです。

今のあなたはいかがですか?

【摂食障害の回復】ラクを喜べる

自分を追い込んで
頑張っている自分に酔いしれていませんか?

怠けちゃダメ
休んじゃダメ

ジーパンがきつくなっても
ラクにサイズに買い替えることを
自分に許さなかったり

空腹でも、
「自分はコレでいい!」と
思い込んでいたり

ラクを避けて
否定していませんか?

摂食障害から回復していくと
ラクを喜べるようになっていくようです。

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ちょっとサボっても
ちょっと休んでも
それでOKと思える。

心が緩くなるから、
これまで「絶対ダメ!」と思ってきたことにも
OKが出せるようになるんです。

緩くなることで、
あなたの笑顔は、きっと穏やかに変わります。

緩くなることで、
今のようなイライラが激減します。

緩くなっても嫌われないし
緩くなることがダメ人間ではありません^^

だから、安心して、治っていきましょう。

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*ご本人様の受付も再開しました(2023年3月追記)