摂食障害の「治るタイミング」とは:3年以上続く摂食障害の方へ


摂食障害専門カウンセリング
中村綾子です。

何事もタイミング
うまく行くことも
上手くいかないことも
タイミングがあるのです!

その意味でも、新規カウンセリングのチャンス、ぜひ手に入れてくださいね^^

現在、新規カウンセリング受付です!
ご希望の方は、こちらからお問い合わせください。

摂食障害が治るタイミング。
実は、タイミングがあると思っています。

大きなことが起こった時。
家の中が大きく動いた時。
一見、危機的な状況としか思えないような出来事にハマった時。

急激に悪化しそうなタイミングは、
実は、急激に回復する可能性が高いタイミングでもあります。

治るタイミングの前に、
出会うタイミングがあります。

出会うタイミングがあれば、
上手く行きはじめるタイミングがあります。

その後、時を経て、「治るタイミング」につながるのです。

1.摂食障害の「出会うタイミング」

2.摂食障害の回復が上手くいきはじめるタイミング

3.摂食障害が、実際に「治るタイミング」

1.摂食障害の「出会うタイミング」

「治りたい!」と思った時に、
理想とする治療者に出会うことです。

カウンセリングでよくいただく声ですが・・・

「1年前だったら、こんな話できなかった」

はい。
その通りです。

今の状態だからこそ、出来る話。
これまでの回復があるから、深まっていく心。

そして、体重測定だけの診察や、薬の処方だけの治療に疑問を抱きはじめるのも、あなたの回復が進んできた証拠です。

物足りなさを感じたり、
「ここじゃない!」と強く思ったり、
「このまま通っても、自分は何も変わらない」とハッキリ感じたり。

いろんな感情が動いて、「次」を探し始めるのです。

その時、出会う治療者(医師・カウンセラー)。
それが、タイミングです。

いいタイミングで
いい相手に出会うためにも、
「あなた」が決める、という意志をもっていきましょう。

どんな治療を受けたいのか。
どんな治療者に出会いたいのか。
なぜ、摂食障害を治したいのか。
どうして、摂食障害を治さないといけないのか。
摂食障害が治った自分で、何をしたいのか・・・etc.

今のあなたは、こうした問いに、すべて答えられますか?

2.摂食障害の回復が上手くいきはじめるタイミング

これは、ひとことで言えば、自覚です。

摂食障害を、人のせいにしたり
人任せにして、「治っていかない不満」ばかり言ったり
周りがせっかくアドバイスしているのに、いつも拒絶したり・・・

そんな状態は誰にでもあることです。
でも、そんな状態を続けていくと、どんどん周りは離れていってしまいます。
それは、あなたの治療者も同じことです。

一方で、上手くいき始めるタイミングがあります。

それは、自覚が芽生えた時。

上記の真逆です。

摂食障害を人のせいにしない。
人任せにせず、自分で回復につながることを見つけて行動していく
周りのアドバイスを積極的に取り入れる・・・etc.

上手くいくためには、素直になること。
「治るためになんでもやる!」という覚悟を持つこと。
何が何でも治りたい!と思い続けること。

自分で自分の摂食障害と向き合おう
自分で自分の人生のために、治ろう。
そんな自覚と意識が芽生えた時、「上手くいきはじめるタイミング」なのです。

3.摂食障害が、実際に「治るタイミング」

誤解を恐れずに言えば・・・
【治りたいと思った時に、治る】です。

摂食障害が3年以上続くと、
大抵の人がイヤになっていきます。

「どうせ治らないんじゃない?」というあきらめと、
「いつ治るんですか!?」という八つ当たり。

そういう気持ちがある限り、回復は進まないのですが^^;;

年数で言えば・・・

3年
5年
7年・・・etc.

と言った年数が、区切りのように感じています(あくまで、私個人の「感覚」です)。

ちなみに・・・
私の摂食障害が急速に回復したのも、診断から4年半が経つ頃でした(私の摂食障害が急速に回復したきっかけ)。
そして、「摂食障害の回復ゴール」と言える状態にたどり着いたのが、診断から7年経つ頃です。

実際に「治るタイミング」とは・・・

大きなピンチに直面したタイミングです。

他人から見た「大きさ」ではなく、
あなた自身が実際に感じる「大きなピンチ」です。

例えば・・・
不妊治療を開始して、年齢的に難しいことが判明してハッとする。
両親が年老いてきたことにハッとする。
父親が定年退職する・リストラされる。
周りの結婚ラッシュに直面する。
かつての同級生が、TVなどに出て華々しく活躍する姿を見る。
親しい人の他界・・・etc.

私自身は、これらの複数に当てはまります。

ちゃんと働こう!と思って、塾のアルバイトを開始したのは、
「親しい人の他界」でした。

カナダでお世話になった女性(40代)が、脳の病気で他界しました。
その情勢に「ちゃんと生きているよ」と伝えたい。
「私は一体何をやっているんだ!?」と思い、アルバイトに出たのです。

そして、父の定年退職も大きかったです。

もう、養ってもらえない。
もう、家に置いてもらえなくなるんだろうか?
このまま治らなかったら、親がもっと年老いていって、自分はどうなるんだろう?
大きなピンチは、「変わろう!」という原動力でした。

これらが、「治らないといけない状況」なのです。
摂食障害が「治りたい!」という気持ち以上に「治らないと困る現実」なのです!