「ふつうに食べる」が分からない時の対処法


*超・ひさびさの田楽^^ ある日のお昼ごはん。

摂食障害専門カウンセリング
中村綾子です。

「ふつうに食べる」が分からない。

太らない食事
やせる食事

も、知りたいけれど、そもそも「ふつうに食べる」とは一体何なのか、分からなくなってしまう方も多いようです。

考えられる理由は3つあります。

(1)満腹が分からない

(2)食事時間がバラバラ

(3)元々、大皿料理が多い

1つずつ解説していきます。

(1)満腹が分からない

カロリー計算やガマンばかりで、「満腹が分からない状態」になってしまったかもしれません。

・食べ物を見ると、頭の中ではすぐにカロリー計算が始まってしまう
・食べたいものよりも「カロリーの低いもの」を選んでしまう。
・満腹よりも「人より少なく食べること」をいつも意識してしまう。

だから、心と頭とお腹がバラバラの状態になって、どれくらいが自分の本来の食欲なのか、分からなくなてしまうのです。。。

これの解決策は、やっぱり心です。

自分というモノを取り戻すこと、「痩せたい」以上に「痩せなければいけない」という思いにしばられている根本的な問題に気づき変えていくこと。

これらの作業をカウンセリングなどを通して、取り組んでいきましょう(カウンセリングとは)

(2)食事時間がバラバラ

私も摂食障害の頃は、不眠がひどかったので、超・早朝にたべたり、夜中に食べたり、一体いつが何のごはんなのか分からないほど、食事時間がグチャグチャでした。

睡眠の改善は、上記の通り「自分というモノを取り戻すこと」が1番大切になっていきます。

そのため、まずは、 朝昼晩の食事時間をだいたい決めていきましょう。
この「だいたい」がすごく大事です!

1~2時間の幅を持って決めて、できるだけ、その時間帯を守っていきましょう^^

さらに・・・

食事とおやつの区別、できていますか?

以前のスターバックスのブログ記事でも書きましたが・・・


太らない生活:スタバのお昼ご飯「選び方」とは

「食事」と「おやつ」の区別を意識することで、食べるものの選び方が変わっていきます。
区別を意識するためにも、「3食の食事」の時間帯と、「おやつ」の時間帯を区別していきましょう!

元々、大皿料理が多い

これは、私にとって、とても驚いたことですが・・・
摂食障害の発症前、幼少期の食事の影響が、とても大きいようです。

元々、家族で食べる食事は、「一人分ずつ」盛り付けをしていましたか?

・ごはん
・みそ汁
・メインのお皿
・小鉢など

という組み合わせで、食事をしていたでしょうか?

摂食障害専門カウンセリングだけではなく、友人の話を聞いても驚くことが多いですが・・・
一人分ずつ盛り付ける習慣がない家庭が、とても多いようです。

ちなみに我が家は、ほとんどの時が「一人分ずつの盛り付け」でした。

元気いっぱいで、好きなだけ食べて、お腹いっぱいになったら、「ごちそうさま」をしていた時期は、大皿料理でも食べる量に困ることはなかったかもしれません。

けれど・・・

一旦、食べることがうまく行かなくなると、大皿の盛り付けでは、どれくらい食べるのがふつうなのか分からなくなってしまう場合が多いです。

だから、今日から「一人分ずつ」の盛り付けに変えていきましょう!

自宅でも
一人分ってこれくらい。

と目で見て、感じることはとっても大事です!

一人分をとりあえず食べてみる。
一人分がどれだけ多いのか少ないのかを「お腹」でも「心」でも感じてみる。

それが、「ふつうの食事」の習慣を取り戻すために、今すぐできることなのです。

摂食障害は心の病気です。
心の改善は、必須です。

同時に「自宅での食べ方」も、今から変えていきましょう!

カウンセリングでは、一人ひとりに合わせたお話を進めていきます。

摂食障害専門カウンセリングの新規受付は、まもなく再開です!
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