拒食症から過食になっても大丈夫

名古屋市・刈谷市
拒食症の母娘が笑顔になるカウンセリング
中村綾子です。

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先日、久々にデパ地下でお買い物しました♪
夕飯も、デザートも・・・と、ルンルン気分でしたが、どれもいいお値段なのね(汗)。

結局、あまりたくさん買えませんでした。
なので、お腹もイマイチ満たされないまま終了。。。

こういう時って、「まだ、食べたい」がダラダラと続くんですよね(笑)。

でも、今は、「ま、仕方ない!」と諦めることが出来るようになりました。
諦めることって、意外とキーワードだと感じています。

今回は、拒食に悩む方が、ほぼ全員恐れていることを取り上げます。

それは・・・

『過食』

拒食症で悩んでいても、「治りたくない」という声は、かなり一般的ですよね。

その要因の1つに、過食に関するおおきな勘違いがひそんでいるように感じています。

「治るには、みんな過食になる」
「一旦、ものすごく体重を増やさないといけない」
「過食になったら、引きこもりになる」

カウンセリングの中でも、こうした声は、お母様からもご本人からも、非常によくあります。

けれど・・・

「過食になったら、何もかも終わり」という考え方を、もう一歩ふみこんで考えていきませんか?

まず、私自身の経験から。

拒食で1ヶ月入院したのが、2006年9月。
その後、少し経ってから、突然、過食が起こりました。
急にコンビニに走って、目の色を変えて、ガーッと買って、詰め込むように食べる。。。

菓子パンの袋の裏に書いてあるカロリーを計算すると、3千キロカロリーに。

でも、今から振り返れば、周りへの『当てつけ』だったように感じています。

大学病院の主治医にも、家族にも、同じ言葉を言われていました。
「そんなに制限しているんだから、絶対、過食にならない」

これは、拒食の私を安心させようとした言葉だったのかもしれません。

けれど、「絶対できない」と言われれば言われるほど、「やってみせる」という想いが、とても強く湧いていきました。

そうした「気持ち」が半分。
拒食の飢餓状態からの「反動」が、半分。

もちろん、生まれて初めての過食には、恐ろしい気持ちでパニックになりました。
けれど・・・

実際には、「すごい過食」は、摂食障害7年の間に、数えるほどしかありませんでした。

それ以外の過食は、「1セット千円」。

決して、千円までにしようと決めたわけではありません。
「過食費は、千円」と親から言われたわけではありません。

ただ、好きなものを買い揃えると、自然に、いつも千円くらいになっていました。

ハーゲンダッツ 2個(600円)
菓子パン 2個(200円) 
バウムクーヘンなど 1~2個(200円)

計1000円

これらが、過食衝動が起こった時に、いつも食べていたものでした。

もちろん、「また太る~~」という恐怖で、イヤでたまりませんでした。
「こんなに食べて・・・」と自己嫌悪にもなりました。

けれど、何年もかけて、少しずつ、少しずつ、諦めれるようになったのです。

・バイトで疲れたから、過食したっていいや。
・食べても、吐くことはしなかった。
・食べずにイライラしているより、食べて満足のほうがいい・・・etc.

きっと、私自身が、「過食する自分を諦める」ことが出来たのも、大きな支えがあったからだと思います。

過食にも、超~楽観的な母の言葉。
「食べたきゃ、食べれば」。

どんなに食べたっていい。
吐くのも、仕方がない。

その姿勢が変わることは、一度も、ありませんでした。

・・・・

このストーリーを読んで、あなたは、今、どんなお気持ちでしょうか?

過食しても、全てが終わりではありません。
過食になっても、悪化させない方法は、必ず見つかります。

「いつか」起こるかもしれない過食を恐れるよりも、「今」をラクに生きることを選んでいきませんか?

その積み重ねが、治るための、小さなきっかけなのかもしれません。

詳細は、こちらです。