環境を変えても摂食障害は治らない。でも自分のチカラで環境を選ぶことは必要!

摂食障害専門カウンセリング
中村綾子です。

東京駅。

なんだか特別です^^
出張1日目。
ランチに入ったお店から、東京駅がちょっとだけ見えました。

いつもと違う風景。
いつもと違う雰囲気。

東京に月1~2回出張するようになって、
5ケ月が経ちます。

なんだか、東京が少しずつ身近に感じられるようになって、うれしいです。

これも、環境の変化。
でも、自分で作ってきた変化です。

・・・

摂食障害の回復がうまくいかない時、
よくあるのが、

環境を変えよう!
と思い立って、
いきなり行動に移してしまうことです。。。

私もその失敗の経験者ですが、
行動に移す前に、
もっともっと取り組むべきことがあるのです。

大前提として覚えておいてほしいことがあります。

環境を変えただけでは、摂食障害は治らない です。

理由は、摂食障害は「環境のせい」ではないからです。
環境のせいではないのに、環境のせいにしているからです。

摂食障害は環境の病気ではなく、心の病気です。

なので、
場所や
一緒に住む人を、
変えたからといって、
「治る」ものではありません。

ですが・・・
自分のチカラで、環境を変えるために動くことは有効だと思っています。

例えば・・・
ひとり暮らしがしたい!
と思ったとします。

だから、順番に考えていきます。

ひとり暮らしがしたい

ひとり暮らしにはお金が必要

アパートの家賃
光熱費
食事・・・をすべて計算。

月●万円くらいかかりそう

月●万円、稼ぐために働かなくちゃ

でも、摂食障害のまま仕事できる?

摂食障害のまま仕事して、
身体へのダメージ、
急な欠勤したら、周りにも迷惑

だから、このままじゃいけない

治ろう!

こんなふうに、
1つ1つ段階を踏んで、
現実的なお金の計算もして、
「治ろう」につながり、

治る、
そして、働く。

この筋道が、あなたの中でしっかりと見えてきて、その後お金をためた後「ひとり暮らし」という環境を変える動きになるなら、それはそれで立派なことだと思います。

そこまで自分のチカラで出来て初めて、環境を変えることが役立つのです。

順番に考える。
1つ1つ考える。

摂食障害の回復の「実際のスタート」まで、何年かかっていますか?