摂食障害のお嬢様を持つお母様へ。
拒食症のお嬢様を見ていると、「どうして食べてくれないのだろう」と、食べないこと自体に焦点を当ててしまいがちですよね。
お母様のほうが
イライラしたり
焦ったり
怒れてきたり
泣けてきたり…
ですが、もしかしたらお嬢様は「食べられない」のではなく、「食べたくない」のかもしれません。
そして、「食べられない」という状態は、「食べたくない」に続く《二次的な症状》である可能性が高いのです。
(1)「食べられない」は二次的な症状かもしれません
お嬢様が「食べられない」と訴えるとき、それは単に食欲がない・胃腸が不調ということ以上の複雑な背景があることを理解することが大切です。
多くの場合、根底には深い【心の問題】が潜んでいます。
心の問題の多くは
幼少期からの親子関係
お嬢様の気質
環境
など、様々な問題が絡み合って、長年にわたり積み重なっていることが多いです。
これらの状態が「食べたくない」という気持につながると言われています。
(摂食障害以外の病気・問題行動として表れる場合も)
この「食べたくない」という状態が続くと、食事量が減少します。
すると、胃腸の働きも低下し、消化吸収がうまくできなくなってしまいます。
その結果、食後に胃痛や倦怠感を感じるようになり、「食べたいけれど、食べるとツライ。だから、食べられない」という悪循環に陥ってしまうのです。
つまり、「食べられない」という状態は、【心の問題】から始まり、体の機能低下へとつながる一連の流れの「結果」に過ぎないのです。
(2)拒食症:「食べられない」の流れを理解する
この流れを理解することで、お嬢様への接し方も変わってくるはずです。
1. 心の問題::お嬢様が、なんらかの【心の問題】を抱えている状態です。
2. 食べたくない:【心の問題】食欲不振を引き起こします。
3. 食事量の減少: 食欲がないため、食事量が減っていきます。
4. 胃腸の働きが低下: 食事量が少ないことで、胃腸の機能も低下します。
5. 食後に胃痛・倦怠感:消化吸収ができないため、食後に不快な症状が出ます。
6. 食べられない: 身体的な不快感が「食べられない」という状態を引き起こします。
私自身も、拒食症時代には食後のイロイロな症状に悩まされてきました。
・顔のほてり
・倦怠感
・胃が重たい
・気持ち悪い…
「こんなにツライ思いをしてまで食べたくない!」
「こんなに辛いのに体重を増やさないといけないの!?」
何度も何度も思ったのでした…。
▼拒食症の入院経験があるから、分かること。
拒食症:心の問題と向き合おう
これまで「食べられない」ばかりに注目して、その背景にある「食べたくない」という心の声にどれほど耳を傾けてきたでしょうか。
ではどーすればいいのよ!?
と疑問が沸くタイミングかと思いますが、
【心の問題】を掘り下げることが何よりも重要です。
過去を振り返って気持ちを吐き出すだけではなく、捉え直すこと。
過去は変えられない
過去に戻ることもできない。
でも、今から同じ出来事を、「捉え直す」ことならできます。
本来は、こうした「捉え直し」という深い心の作業は、専門家とじっくり取り組んでいくことです。
しかし、カウンセラーとしての経験を基に、自宅でひとりで学べるようアレンジを重ねました。
【心の問題】に捉え直しに興味が沸いた方は、こちらで学んでみてください。
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