母親が過食症の場合、娘も摂食障害になりやすいですか?

摂食障害専門カウンセリング
中村綾子です。

メルマガ読者様からのご質問企画!
たくさんのご応募をありがとうございます。

*お断り*
いただきましたご質問の中から抽選で、回答しております。
こちらで理解できた範囲での回答になりますので、すべての状況を把握できていないことをあらかじめご了承ください。
取り上げますご質問の文章は、一部変更している場合があります。
他のブログ記事同様、アドバイスを取り入れる際にはすべて自己責任でお願い致します。

◆ご質問

母親が過食症の場合、娘も摂食障害になりやすいですか?

はい。
摂食障害に限らず、メンタル系の病気は、連鎖すると考えています。

連鎖とは・・・
家族の中や、世代から世代へと受け継がれてしまうのです。

これは、過食している現場を見た・見ていないということではありません。
行動パターン・思考パターンです。

摂食障害の行動パターンとは

これは、いろんなメンタル系の病気にも共通することです。

上手くいかないこと
嫌なこと

 ↓

現実逃避

かなりざっくりと示すと、このパターンです。

本来なら、言葉で伝えることを、「行動」で示してしまうのです。

摂食障害の場合は、
・食べ続ける過食
・食べない!と言い張り拒食。

他のメンタル系の病気なら、
・お酒に逃避
・ギャンブルに逃避
・買い物に逃避・・・etc.

心で感じたことを
言葉で説明したり
誰かに聞いてもらったりするというプロセスを経ることなく・・・

いきなり行動に出てしまうのです。。。

このパターンが家族の中や、世代を超えて連鎖してしまうように感じています。

摂食障害を連鎖させないために、できること。

1日でも早く治ること。
これに尽きます。

親⇒子 という順番だけではなく、とてもよくあるのが兄弟・姉妹の間での連鎖です。
これが、本当に要注意です。

1人目の摂食障害の子がようやくよくなった時、家の中が、ひさびさに緩む空気が流れます。

その時、元気いっぱいだったはずの子(兄弟・姉妹)が突然発症するのです。

「突然」と思えるのは、見た目だけです。
なぜなら、「1人目の摂食障害」に振り回されてきた間、もう一人が思い悩んでいたり、苦しんでいたりすることが目に入らなかったからです。

だからこそ、「1人目の摂食障害」から必ず意識していきましょう。

・特別扱いしない
・治療は絶対必要
・ダメなものは、ダメと言い続ける
・命を守る

少しでも早く回復に向かうために、
少しでも早く連鎖を断ち切るために。

気づいた人から、
変わっていきましょう。
ご相談はこちらからどうぞ。

東京でも開催中!