【公認心理師・開業カウンセラー】仕事とプライべートは区別するか否か問題


公認心理師・中村綾子です。

仕事とプライベート。
オンとオフ
しっかり区別して、どちらも充実!

を、目指していませんか?

目指していたはずなのに、いざ開業・起業してみると、仕事もプライベートも区別ができなくてモンモンと…という悩みを抱えていませんか?

私はこの「オン/オフを区別するか否か問題」をずーっと抱えていました!

今も、一部は継続中の課題です。

今回のブログ記事では、開業したらどんな生活になるか、オンとオフの区別はホントに出来るのか?について考えてみます。

開業カウンセラーの「カウンセリング」という仕事時間


これは、開業カウンセラー一人ひとりによってカウンセリング時間は異なると思います。

中には、かなり早朝や夜遅い時間帯のカウンセリング枠を設定しているカウンセラーもいるようです。

ここでは、私自身の最近のカウンセリング枠を記載します。

・10:30~11:30
・12:00~13:00
・14:00~15:00
・15:30~16:30

上記に加えて、朝9時開始のカウンセリング枠がある時もありますし、すべての時間枠がいつも埋まっているわけではありません。

今のところ、カウンセリング自体は16時30分に終了します。

開業カウンセラーのカウンセリング以外の仕事時間


上記のスケジュールを見ると、「なんて余裕があるスケジュールなんだ!」という印象を持たれるかもしれません。

そうした印象はプラスに捉えつつ(笑)、実際の仕事をご紹介すると、

・起床直後のインスタ投稿
・カウンセリング時間前(&合間)にブログ記事の作成
・メール相談への返信(or下書き)
・新しい講座を考える・作る・書く
・新しいセミナーを考える・作る・書く
・カウンセリング記録を書く
・インスタのストーリーズへの投稿(複数回/日)
・もう1つのインスタ投稿(時間帯は自由にしています)
・動画の撮影(時々)
・入金確認(必要があれば)
・ご予約メールへの対応…etc.

といった仕事をしています。

最近は、新しい講座やセミナーの開催にもチカラを入れているので、昨年より「カウンセリング時間以外の仕事」が多くなっているかもしれません。

開業カウンセラー:オンとオフは、区別できるのか?


私は、約8年前に開業してからずっと「オンとオフの区別をハッキリさせたい!」と試行錯誤していました。

もっと言えば、「オンとオフの区別をハッキリさせなければ、心身が休まらない」とも思っていました。

けれど…

8年間、試行錯誤を続けてきた末に思うのは、

プライベートの時に、仕事のヒントがあり、
仕事の時に、プライベートの話題が役に立つことが多い。

です。

例えば、

以前から、「ひとり起業のサービスを体験すること」を結構積極的に取り組んでいますが、これは、ほとんどが「自分の好きなこと」の範囲です。

・個人営業のカフェに行ってみる
・女性1人のエステを受けてみる
・整体/鍼灸/マッサージに身体のメンテナンスとして行ってみる

「好き」「興味あり」「面白そう」という好奇心でうごくことも多いので、この時点ではプライベートの要素が大きいです。

でも、そうして行動が

・自分がこのサービスを作るなら、もっとコレを取り入れる
・予約時、●●が記載してあったほうが分かりやすいんじゃない?
・この価格で、今の自分はどう感じる?と問いかけてみる

という「仕事につながる発想」が沸いてきます。

そんな時は、「プライベートの時に仕事のヒントがある」という状態です。

逆に、「仕事の時にプライベートの話題が役立つ」というのも、私が摂食障害の経験者としてカウンセリングを行っているから、という理由も大きいです。

「治った人の生き方」

これは、摂食障害の最中1番知りたいことではないでしょうか?

少なくとも、私自身は「治った人に会ってみたい」という想いがすごく強かったです。

・食べることが自由になった今の食生活
・摂食障害治療から、今も抱き続けているトラウマ(*インスタ参照8/9投稿
・仕事を始めた後のお金の使い方・考え方

など、プライベートの部分が、カウンセリング時に直接ご質問をいただいたり、考えるヒントになることは沢山あります。

そのため、

オンとオフの区別は、あえてしない。

というのが、現時点での結論かなぁと思っています。

ただし、このブログは毎日更新のため週1回くらいは「ブログを書かない日」を作りたいと思いつつ、書き貯めするスケジュールが未だ確立できていないです(^^;

好きな仕事を、ずっと好きで居続けるために「疲弊しない」こと


私が、前職・パン教室の時、ひとりブラック企業化したことはプロフィール記事で書いている通りです。

パン作り、好きでした。
教室でレッスンすることも、好きでした。

でも、

身体も
心も
疲弊していきました。

結果、「パン教室主宰」という仕事が好きではなくなって、辞めてしまいました。

パン教室を辞めたから、カウンセラーという元々描いていた仕事に戻ってこれたのは、よかったと思います。

しかし、高い志とモチベーションを持ってはじめたカウンセリングという仕事を、途中でやめざる得ない状況に陥っているように感じます。

大学・大学院では、心理学について学ぶことはできます。
しかし、

・カウンセリング経営について
・ひとりで開業するとは
・仕事のモチベーションの保ち方

などを学ぶ機会がないままではないでしょうか?

私自身も、開業前からコンサルを受けてきたとはいえ、ずっと試行錯誤の連続です。
きっと、これからも沢山の試行錯誤を重ね、その時の自分にとってより良い働き方を見つけていきます。