カナダ留学中、「ふつう」の量が分からなくなりました。
夕方5時に食べる早すぎる夕飯。
朝は、シリアルだけ。
昼も、ポテトチップスで終わり・・・。
日本の「定食スタイル」がとても懐かしかったです。
摂食障害が長くなると、こうした「ふつうの量」が分からなくなってしまうんですよね。
今回は、「私って、食べ過ぎなの?」といつも気になって仕方がないあなたに贈ります。
まず、私自身の経験とクライアントさんとのやり取りから、言えるのは・・・
「食べ過ぎ?」と聞きたくなる時、大抵、食べ過ぎにも過食にもなっていません。
食べ過ぎの人は、わざわざ人に意見を求めなくても、自分が食べ過ぎって分かっているから。
それでも、あなたは気になってしまうんですよね。
・〇〇さんより、沢山食べてるんじゃないか。
・こんなに食べたら太るんじゃないか。
・あの細い子は、あんなに小さなお弁当箱だし・・・etc.
いつもいつも、「人と比べ」てしまうココロ。
いつもいつも、「不安」でいっぱいのココロ。
食べることが、『たのしい』ではなく、食べることが最大の苦痛に変わってしまう。
こうした彼女たちから出る言葉には、かなり共通点があります。
・「ふつうの量」が分からない
・1人分って、どれくらい?
・考えるのがつかれる・・・etc.
本来は、あなたに合った量は、あなたのだけが分かるものですよね。
けれど、自分の食欲が信じられない状態にあるのも、あなたの悩みの1つかもしれません。
最もベストな方法は、食事カウンセリングで、栄養のプロから直接教えてもらうこと。
そして、自分で出来る「一人分」の確認を日々の生活の中に取り入れていくことではないでしょうか?
自分で出来る『一人分』の確認とは・・・
◆色々なお店の定食ランチを食べてみること。
もちろん、パスタやパンのランチも時にはOKですが、「一人分」を知るには定食ランチがオススメです。
例えば・・・
・大戸屋
・Cafe&Meal Muji (無印良品のカフェ)
・大かまど飯 寅福・・・etc.
「マクロビオティック」や「ヘルシー」ばかりを選ばないのもポイントです。
10か所のランチを食べると、10通りのランチがありますよね。
多めのところも、少なめのところも。
完食できても、できなくてもいいので、「身体」と「心」で感じてみてください。
「一人分って、これくらいなのかなぁ」
「自宅だと、こんなに食べれないけど、外だと大丈夫」
「家の食事は、〇〇が少なかったんだ」
いろんな発見があると思います。
「私って食べ過ぎなの?!」と不安になったら、定食ランチを思い出してみてください。
外食が不安でも、食べられないと思っても、まずは、あなた自身で試していくことがとても大切です。