拒食症の入院費、1ヶ月30万。大部屋で「食べる」ことが治療だった日々。

摂食障害専門カウンセリング
中村綾子です。

カウンセリング料金って、高いですよねー。
提供している側の私も、そう思って料金設定しています。

自分も高いと思う料金設定にしている理由は2つ。
そして、カウンセリング料金を高いと思うか、安いと思うかは、あることを知っているかどうか。

1つずつ書いていきます。

カウンセリング:料金設定2つの理由

1回23,000円。(*2023年追記)

やっぱり高額です。
記憶をたどると、心療内科・精神科に通院していた時、1回の診察代は1500円くらいだったと思います。

自費診療のカウンセリングって、くらべものにならないくらい高いです。

摂食障害当時の私も、
カウンセラーとしての私も、
今の私のカウンセリング料金を「高い」と思っています。

けれど・・・
あえて「高い」と思う料金設定にしている理由が2つあります。

(1)見えない心と向き合うために必要なもの

カウンセリングとは、心理。
心理とは、誰にも見えないもの。

見えないものを理解していくためには、
相当な緊張感と、知識と、そして、ゆとりが必要だと考えます。

高いお金をお支払いいただいているという緊張感。
これまで積み重ねてきた知識。
そして、物質的・精神的の「ゆとり」。

私自身が、ギスギス・イライラしていたら、
心って何も分からなくなってしまいます。
だからこそ、緊張・知識・ゆとり。
それぞれ必要だと思ってます。

(2)よりよいカウンセリングのために投資をするため

上記にも重なりますが・・・
より良いカウンセリングを提供していくために、
ずーーーーっと勉強を重ねています。

投資するためのお金がなければ、カウンセリング向上はありません。

カウンセラーとしての活動を開始する前からですが、
仕事を開始した後も、

・心理学系の勉強
・学会への参加
・他の職種の方との交流
・ブログの書き方
・メルマガの書き方
・接客とは
・「見せる」「魅せる」とは・・・・etc.

ここの挙げたのは概要に過ぎませんが、
ずっと何らかの心理学やビジネスの講座を受けているのは、このためにです。

現在1番チカラを入れているのは、出版のための活動です^^
まだまだ芽が出ていませんが、このために東京出張が多くなっています。

カウンセリング料金を高いと思うか、安いと思うかは、入院の現実を知っているかどうか

カウンセリングを高いと思うか、安いと思うか。
それは、< 摂食障害の治療の現実 >を知っているかどうか。

拒食症と診断を受けた約半年後、私は1ケ月入院しました。

入院先は、大学病院の精神科。
治療は、食べること。
退院は、目標体重に達したら許可が出る。

自由なし。
楽しみなし。
外出なし。
テレビは共同。
周りは、精神科に長期間入院している患者さんたちばかり。

治療は、<食べること>
大部屋で手術もなく、検査も特に無く。
きちんとした説明もなく始まった入院。

1ケ月、食べ続けて増えた体重は、たった2kg。
その費用は【30万円】だったそうです(母の記憶より)。

30万円払って、
自由なし、
食べるだけの治療。

入院したら、
いろんな医療スタッフが話を聴いてくれるんじゃないか?

入院したら、
食べることが怖くなくなるんじゃないか?

そんな淡い期待は見事に打ち砕かれ、<食べるだけの治療>。。。

・・・

入院の現実。
摂食障害治療の現実。

それを知っていたら、
もっと早くに
もっと違う方法を
真剣に探したはずです。

入院・退院を繰り返したり、
治療すべてを拒絶したり、
摂食障害をやりながらズルズルと生活したり、

いろーんなことで長期化・慢性化してしまう人がホントに多いです。

あまりにも長期化している場合、カウンセリングだけのカウンセリングが、難しい場合も多々あります。
昔からよく言われることですが・・・

時は、金なり  です。

摂食障害の場合、そのまま当てはまります。

長期化していればしているほど、身体のダメージが大きくなります。
長期間、仕事や学校から離れていれば、復帰はどんどん難しくなります。
長年「摂食障害の人」として生きていると、「普通の人」に戻ることがますます困難になります。

だからこそ、
長期化する前に。
摂食障害治療の「選び方」に、もっともっと真剣に考えてください。

長期化する前にできること。

摂食障害専門カウンセリングは、こちらです。

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