摂食障害で友人とぶつかったことは?

摂食障害カウンセリング
中村綾子です。

友達なのに、気を遣ってばかりいる
すぐに「いいよ」と言ってしまう
一緒にいても、孤独を感じてしまう・・・etc.

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摂食障害が「食の問題」だけではない理由が、
友人関係にも表れています。

今回のご質問をご紹介します。

◆メルマガ読者さんからのご質問◆

摂食障害と友人関係は何か関係がありますか?

先生は、摂食障害の時期に、友人関係でぶつかりあったことはありますか?


*ブログでは、一般論と私の経験談の範囲で回答させていただきます。

ご質問をありがとうございます。

はい^^;;
私も経験済みです。

ほとんどの友人たちは、心優しい子ばかりですが・・・

いろーーんなことがありました。

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1、親友との絶縁

2.食べれないイライラ(買い物、旅行)

3.友人関係に治療者を求めない

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1.親友との絶縁

高校の入学式から友達になって、卒業後も何年も親友だった子がいます。

けれど・・・
拒食と診断されて間も無い頃、
定食屋でのやり取りで、「終わり」がありました。

メインの魚も野菜も完食しても、
ご飯(米)だけはどうしても食べれませんでした。

当時、家でのご飯は厳密に計量していたので、
グラムの分からないものを食べるのが怖くてたまりませんでした。

当然ながら、いつもより多いご飯をみて、
ドキドキ・そわそわ。。。

「ごま塩あるよ!」

「せめて、半分は食べなきゃ!」

「ガンで苦しんでいる人はね、『ください、ください!』って
栄養剤を、もらいに来るんだよ」

ご飯(米)を前に、
友人からこうした言葉がずーっと続いてのでした。。。

当時、友人は看護科の学生でした。
実習先の大学病院でみた話、経験した話を延々と。

泣くに泣けず
でも、食べれず

なんで、そんなこと言われなきゃいけないんだろ?
なんで、こんなに辛いんだろう?

そんな想いで、ますます食べられなくなりました。。。。

その日の買い物は、一応、予定通り行ったはずですが、
私は上の空だったと思います。

そして、この件を最後に、
この友人とは一切連絡を取ることを辞めました。

友人は、東京で就職し、結婚したはずですが、
結婚式の招待状もきていません。

看護学生だった友人にも、理解されない摂食障害という病気。
親友だから分かってくれるよね!と思い込んでいた自分。
長年の友達を失った悲しみ・・・etc.

いろんな感情が入り混じっている出来事でした。

2.食べれないイライラ

上記の友人以外は、それほど決定的な出来事はなく、上手く行っていました。

ですが・・・

買い物に行っても
旅行に行っても

やっぱり悩むのは食事。

私の中で、とてもイライラしていたのは、
食後でした。

食事中よりも、食後。

きちんと食べた友人たちは、
食後にこう言いました。

「あ~美味しかった!」
「お腹いっぱい」
「また、行こうね!」

ふつうのコメントですが・・
当時の私とは別世界でした。

きちんと食べた友人たちは、
元気いっぱいお喋りして
たくさん歩き回って
イロイロ買い物していました。

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でも、私は真逆でした。
エネルギー不足だったからです。

すぐに空腹になって
イライラしていました。

歩きつかれたことを
察してほしいと思っていました。

気づいてくれないことに
さらにイライラして
もっと悲しくなりました。

楽しいはずのショッピングが、
食べられないことで苦痛になってしまったのです。

3.友人関係に治療者を求めない

友人だから、何もかも分かってくれる。
友人だから、分かってくれて当然。

今、そんな想いで、
友人に求め続けてしまっていませんか?

大切なのは、
ふつうの友人関係を保つことです。

このほうが回復につながります。

相談もする
グチもいう
でも、摂食障害の回復は、治療者と進める。

今のあなたは、治療者(医師・カウンセラー)と
上手く付き合えていますか?

摂食障害を理解してもらえる相手は、
治療者だけで充分ではないでしょうか?

治療が上手くいくことで、
あなたの友人関係は、よりラクになるはずです。