摂食障害の原因って知りたいですか?

2020/05/28修正

名古屋市・刈谷市
拒食症の母娘が笑顔になるカウンセリング
中村綾子です。

カウンセリング場面でよくある言葉です。

「摂食障害の原因って何?」

「何にも悩みがないのに、過食嘔吐してしまうんです」

「ダイエットしていないのに、食べるのが怖くなるなんて・・・」

こうした「原因をしりたい気持ち」が沸くのは、ふつうの感情ですよね。

何かあったら、「なんで?」と思うのと同じです。

一般的には、「摂食障害の原因探しは不要」という考え方が有力みたいです。

けれど、こうした「なんで?」を無視し続けることで、あなたは納得できますか?

「目先だけの対応」をしていくことが、本当の意味で「摂食障害が治る」ことでしょうか?

摂食障害は、決して、昨日今日に始まったことではありません。

急に食べられなくなっても、1晩で10kgも落ちることはありません。

食べ過ぎても、それが毎日続くことは、「当たり前」ではありません。

だから、本当は、何かがあるんです。

そうした症状が始まるずっと前から。

決して、「コレ」と1つに断定できるものではありません。

〇〇が悪いと、どこかに犯人がいることでもありません。

けれど、いろいろなことが積み重なって、心が限界に達したから、「症状」として表れたんです。

もう無理だよ。

辛すぎだよ。

これ以上イヤだよ。

そんな心のメッセージが、言葉ではなく、「食べること」に出ているのが摂食障害ではないでしょうか?

摂食障害の原因が「全く思いつかない!」という場合、以下の3つのことが考えられます。

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1.原因を見つけるだけのエネルギーが無い

2.原因に気づくことを避けている

3.ホントに何も原因がない

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「1.見つけるだけのエネルギーが無い状態」は、特に拒食の超・低体重の時期に当てはまります。

身体共に、そこまで考える状態にないんですよね。

この場合、回復が始まると同時に、少しずつ分かっていくことと思います。

*私自身は、まさにこのパターンでした。

「2.気づくことを避けている」のは、気持ちにフタをしている状態です。

気づかないほうが、ラク。

そして、気づくことが怖いから、ずっとずっと避けてしまう。

けれど、「気づかない=原因が無い」では、ありません。

この「避けている状態」が続けば続くほど、摂食障害は長期化してしまうかもしれません。

ただし、長年放置してきたことに、気づくことはとてもエネルギーがいることです。

そのため、一時的な症状の悪化というリスクもあります。

「3.ホントに原因がない」ことも、一応リストにいれましたが、私自身は、ちょっと腑に落ちないです。

発症から数か月で治るような、ごくごく軽い摂食障害であれば、「単なるダイエットのやり過ぎ」もあり得るのかもしれません。

・・・

今回は、摂食障害の原因について考えてみました。

原因がすぐには分からないこともあります。

また、分かったところで、解決方法がすぐには見つからないこともあります。

くれぐれも、原因探しだけに全力を注ぐのは、やめていきましょう。

ぼんやりと原因を考えながらも、今できることを1つ1つ見つけていくこと。

それが、「治る」に繋がっていくのです。

揺れ動く気持ちがあってもいい。
だからこそ、寄り添うって大事ではないでしょうか?

詳細は、こちらの記事をどうぞ。