【カウンセリング開業】専業か副業か。迷った時はゴールから逆算しよう

公認心理師・中村綾子です。
ずっとカウンセリング専業です。

数年前から副業ブームですよね。

・月●円を副業で稼ぐ方法
・副業で自由を手にいれよう
・会社にバレずに副業する方法

ちょっとネット検索すれば、いろんな副業の方法が見つかります。

そのため、副業で何かはじめたいと考える方も多いようです。

今回は、副業についての考え方・専業についての考え方をお届けします。

副業から始めて専業にできるか?

多くの場合、副業を考える時は

・会社員をやりながらプチ収入を増やしたい
・副業ではじめて上手くいったら、会社をやめたい
・趣味を仕事にしてお金を手にいれたい

といった気持ちがスタートではないでしょうか?

副業で小さく始めることはリスクが少ないという意味ではイイと思います。

しかし、

小さく始めて、いつの間にか大きくなって、次第に会社員の給料を超える…といったことは、私はあんまり想像できないです。

理由は、お金を生み出すことは自然発生的な出来事ではないからです。

これは、大学受験に例えて考えると分かりやすいかと思います。

ちょっと勉強を始めて、いつの間にか東大に合格した!という人は(ほぼ)皆無のはずです。

東大に行きたいと思ったら、

・合格者からの情報収集
・東大合格者を多数輩出している塾・予備校をリサーチ
・上記の塾・予備校に入る・学ぶ
・時間割を作って勉強する
・長時間・長期間の勉強へのモチベーション維持…etc.

というように、

(1)情報
(2)時間
(3)お金

をフルに投入するからこそ、結果が得られるのです。

副業からスタートしても、ある時を境に「専業にするにはどうすればいいか」と考えて上記のような「フル投入」に切り替えれば、専業になれる可能性はあると思っています。

専業:食べていけるようになるために必要なこと

ゴールを決めること。
コレに尽きると思っています。

よく「軌道に乗るまで、どれくらいかかりましたか?」というご質問をいただきますが、

「●年」という答はあまり意味がなく、もっと大切なのは「どれくらいの没頭した時間を投入したか」だと思います。

週1時間を1年と、週50時間を1年では、同じ「1年」であっても時間数が全然ちがうからです。

まず、軌道に乗る=食べていけるようになる、と定義します。

食べてけるために売上はいくら必要か?を考えます。

*本来は売上ではなく利益で考えないといけないですが、ここでは簡略化のため売上で考えます。

食べていける売上=月30万円と仮決めします。

上記のゴールとは、

・いつまでに
・月平均30万円の売上

を、決めることです。

それから逆算して、いつ・何にどれくらい取り組むかを決めていきましょう。

私が副業をえらばなかった理由

私は開業した2013年9月から、カウンセリング専業で生きていくことを決めていました。

理由は、

・不器用な人間だから
・カウンセリングしかやりたいことが無かったから
・前職(パン教室)をやめて無職だったから

などが挙げられます。

上記の通りフル投入するための環境作りが、とてもよかったと思っています。
開業して2年くらいは、

・実家暮らし ⇒ 時間の確保
・家事一切を親任せw ⇒ 時間の確保
・オフィスなし ⇒ 出費の最小化
・コンサルや講座/セミナーを頻繁に受講 ⇒ 情報収集(&スキルアップ)

という生活をしていました。

当時の私のゴールは、

【2016年3月までに、一人暮らしスタート】

でした。

理由は、実家が兄家族と二世帯住宅なので、甥っ子が小学校にあがる前に、私がひとり静かな場所に引っ越したいと切に願っていました。

一応、両親と話し合った上で、【貯金の目標金額】を決めました。そのため、より正確に言えば、当時のゴールは一人暮らしよりも【貯金を目標金額まで貯めること】でした。

実際、想定していたより早くに【目標金額】は達成していました。

貯金がたまっていたので、一人暮らしスタート時期も前倒ししました。

結果

2013年9月:開業
2015年6月:貯金の目標金額、達成!
2015年12月:一人暮らしスタート

ちなみに、上記の【月平均30万円】の売上になったのは、2015年1月頃です(平均なので、ほぼ安定した売上がありました)。

これから開業して専業で生きていきたい方へ

いろんな経歴をお持ちの方から開業相談をいただいています。

20代~60代女性と幅広いです。

しかし1番気がかりなのは、「開業したいけれど、自分なんて…」という思い込みです。

思い込みが強いからこそ思考ストップしてしまい、行動にも時間がかかってしまいます。

具体的な開業スケジュールのご相談にも応じていますが、まずは「今すぐできること」としてムダな思い込みに気づくことから始めてみませんか?

個別の開業相談はこちらです。