そもそも、なぜ食べられない?なぜ食べ始めたら止まらない?摂食障害の克服経験者だからこそ、お伝えできることがあります。
こんにちは。
摂食障害専門カウンセラー中村綾子です。
摂食障害の治り方
克服する方法
ご家族の接し方…etc.
いろんなことをYouTubeやブログ記事などで発信していますが、改めてそもそも「人はなぜ摂食障害になるのか?」についてお届けします。
YouTubeも併せてご覧ください。
摂食障害になる理由
ひとことで言うなら
心が限界に達したから
です。
昨日今日のストレスではなく、何年も何年も積み重なった「心の辛さ」が心の許容量を超えてしまったからです。
許容量を超えて爆発してしまうと、
・食べるものを極端に制限してしまう
or
・食べ始めて止まらなくなってしまう
という2パターンで表れるのです。
その状態を病院に行って伝えると、こうした「お名前」がつきます。
・食べるものを極端に制限してしまう場合⇒拒食症
・食べ始めて止まらなくなってしまう場合⇒過食症
つまり、拒食症も過食症も、「その状態についてのお名前」に過ぎないのです。
「お名前」そのものが、悪さをするのではなく、「医学的に便宜上ついているお名前」でしかありません。
ですから、
拒食症だから食べないんだ
ではなく
心が辛くて食べられないんだ
と言わなければいけません(本当は)。
こうした解説をしていると、次の疑問が沸くと思います↓↓↓
ストレスがあると、摂食障害になるの?
日常的なストレスだけでは発症しないと考えます。
ですから、、、
・クラスメイトにデブって言われた
・学校で仲間外れにされた
・ダイエットにハマった…etc.
ということだけでは、摂食障害は発症しないのです。
しかし、例えばですが…
クラスメイトにデブって言われた。
↓
泣いて帰宅した
↓
家では、両親が大喧嘩していた
↓
デブと言われたことも誰にも言えない
家でもリラックスできない
泣いていただけで怒られた…etc.
↓
連日、同じような日々が続く
↓
学校でも、「デブと言われたこと」「両親の大喧嘩でツライこと」のいずれも話せる相手がいない
↓
さらに、同じような日々が続く
↓
心に蓄積される
↓
勉強も習い事も集中できない
↓
成績ダウン・自信もダウン
↓
さらに落ち込む…
ということが、年単位で続き、もともと持っていた「心の許容量」を超えると、なんらかのきっかけで摂食障害を発症する可能性があります。
「なんらかのきっかけ」というのが、
・ネットで見つけたダイエット法
・テレビで見たモデル体型がとても魅力的に感じる
・24時間食べ物が手に入るコンビニの存在
だったりします。
ここで強調したいのは、摂食障害とは心の辛さの長年の積み重ねがあっただけではなく、直近の「きっかけ」によって「引き金を引いた」ことで、バーンと症状がでる場合が多い、ということです。
つまり、
家族のだれか一人が悪いわけではないですし、たった1つの出来事だけで発症するものでもありません。
摂食障害の回復のために大切なのは、
早期発見・早期治療です。
摂食障害のご本人が気づきにくかったり、治すことに積極的になれなかったりすることがあります。
ですから、ご家族のほうから専門家とつながり、積極的に相談していくことが何よりも早い回復のカギとなります。
【ご案内】無料・摂食障害のメールマガジンを配信しています。
摂食障害の相談先は、なかなか見つかりにくく、また相性の合う専門家と出会うことも難しい場合が多いです。
摂食障害専門カウンセラー中村綾子は、多数のお母様のご相談に応じてきた経験をもとに、摂食障害の回復ヒントを無料メールマガジンで配信しています。
メールマガジンにご登録いただくと、無料でご質問していただくことができます。
無料メールマガジンで摂食障害のただしい治り方を読んでみませんか?
*約260名の方にご登録いただいています(2023.7月追記)
*ご不要になりましたら、いつでも解除できます。
*ご家族でお読みいただいている方も多数いらっしゃいます。