
*体重を知りたいけど知るのもコワイ…葛藤
摂食障害専門カウンセラー中村綾子です。
お嬢様の拒食症回復を願いながら、こんな思いを抱えているお母様は多いのではないでしょうか。
「標準体重まで戻れば大丈夫」
「病院で○kgと言われたから…」
そう信じて、毎日体重計の数字を気にしながら、それでもなかなか届かない日々が続く。
そんな状況の中にいるお母様に、知っておいていただきたいことがあります。
「標準体重が目標」は本当に正しいの?
BMIや標準体重は、医療の現場でよく使われる大切な指標です。ただし、それはあくまで「多くの人の平均値」から導き出された数字にすぎません。
もともと細身のお嬢様だった場合、「一般的な標準体重」がそのお嬢様にとっての自然な状態とは限りません。
病気になる前、お嬢様はどんな体型で、どんなふうに元気に過ごしていましたか?
当時の姿を振り返ってみることが、ひとつの大切な手がかりになります。
「痩せていても元気そう」には要注意
少し体重が戻ってきたとき、「元気になってきたかな」とほっとする瞬間がありますよね。その気持ちは、とても自然なことです。
ただ、ここで少しだけ立ち止まってほしいのです。
拒食症のお嬢様はもともと頑張り屋さんであることが多く、見た目が元気そうに見えても、
・ホルモンバランス
・骨密度
・心臓の機能
・集中力…etc.
まだ回復途中のことがたくさんあるのではないでしょうか。
「痩せていても元気!」という言葉は、お嬢様自身もご家族も、そう思いたいという気持ちの表れでもあります。
だからこそ、見た目の印象に安心しすぎず、慎重に回復を見守っていく必要があります。
摂食障害の回復:《社会生活》が本当のゴール
では、何を目指せばいいのでしょうか。体重の数字はあくまでもひとつの目安です。
【本当の回復】とは、社会の中でその人らしく生きていけるようになることです。
・友人と食事を楽しめる
・学校や仕事に通える
・自分の気持ちを言葉にできる…etc.
そういった日常の積み重ねの中にあるのではないでしょうか。
体重だけに一喜一憂するのではなく、お嬢様が、どうすれば社会の中で生きていけるか?という視点でサポートしていきましょう。
▼自分だけの快適体重を知りたい方へ

