体重が2~3㎏増加したら痩せようとしますか?

2020/05/28修正

摂食障害カウンセリング
中村綾子です。

少し前のメルマガ「体重を『知って』いますか?」には、様々な意見が寄せられました。

時には、勘違いだったり
拡大解釈していたり

いろいろな誤解もあったようです。

今回は、体重に関してのご質問とともに、あらためて、真意を書いていきたいと思います。

◆メルマガ読者さんからのご質問◆

私はしばらく体重計にのっておらず、自分の体重を把握していませんでした。

やっと、意を決してはかってみました。しかし、ショックが大きく、また痩せないと!!…という気持ちになってしまいました。

綾子さんも自分の体重が増えていたら痩せようとしますか?それも0.1キロ0.2キロではなく、2キロ3キロだったらどうですか?


*ブログでは、一般論と私の経験談の範囲で回答させていただきます。

ご質問をありがとうございます。

いただいたご質問だけでは、現在がどんな状況かまったく分からないです。

そのため、どこに当てはまるか、ご自身で判断してくださいね。

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1.体重を「知る」意味とは

2.急激を予防するための体重測定

3.治療バランスを確認!

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1.体重を「知る」意味とは

本文の、こちらの言葉を読み飛ばしている方が、とても多い印象です。

「今の体重がそのままでOKであれば、体重測定は不要かもしれません」

この意味は、医学的に見て、増減が不要の場合です。

そして、ガリガリに痩せた拒食であっても、自分を変えようとしない方や、ぽっちゃりだけど、「別にいいかな」と思っている方も、「測定不要な人」にです。

体重を減らしたい
増やす必要がある場合は、

現在の体重を知ることは、スタート地点を知ることです。
そして、ゴールをどこに設定するかを、考えます。

拒食状態から、
ゴールを40kgとした場合、
現状を知らないかぎり、

あと5kg増やすのか
あと10kg増やすのか・・・

それさえも分からないことになってしまいます。

スタートとゴールが分かった上で、
あなた自身のために対策を立てること

体重を「知る」ことを避け続けるのであれば、
スタート地点が分からないままではないでしょうか?


2.急激を予防するための体重測定

私は、長年、ほぼ毎日、体重計に乗っています。
摂食障害と診断される数年前からです。

もちろん、摂食障害のひどい頃は、毎日何が何でも朝晩はかって、ビクビクしていました。

現在は、「一応、毎日」というだけなので、なんとなく面倒と思う時や生理中の日は、乗らないこともあります。

ご質問の「2~3キロ増えていたら、どうするか?」ですが・・・

こんな感じで、ほぼ毎日体重計に乗っているので、1日で2キロも増えた経験がありません。

私にとっては、「毎日測定=急激増加の予防」だと思っています。

ちょっと増え気味
ちょっと減り気味

大きな変化の前に、自分で「知る」ことが出来るのです。

急に増やすのも
急に減らすのも

とても大変なことではないでしょうか?

だからこそ、毎日「知る」こと。
でも、「知る」からといって、ビクビクしたり一喜一憂したりするわけじゃないんです^^

毎日の体重測定が問題なのではなく
体重に一喜一憂する心が問題なのです。

この違い、気づいているでしょうか?

3.治療バランスを確認!

身体の治療
心の治療
栄養のサポート

摂食障害の回復には、この3つが不可欠だと考えます。

治そう!
治さなきゃ!

そう思った時、治療が偏っていませんか?

心が元気なら、生理がなくてもいい!と思ってしまったり
体重だけを戻すことを目標にしてしまったり
食事を完ぺきなバランス定食にすることが、ゴールだと勘違いしてしまったり

そして、回復に行き詰まりを感じたり
逆に、ドーンと悪化したり

私は、身体・心・食の3つの治療バランスをとても大切にしています。

拒食の人に、無理やり食べさせても、入退院を繰り返すリスクがあります。
過食の人に、過食を禁止しても、他で爆発するだけです。

料理を作ることに熱中しても、それだけで社会復帰はできません。
完ぺき過ぎる食生活を求めると、臨機応変な対応が難しくなります。

だからこそ、バランスなのです。

心がゆったりとして
体型もまぁまぁ許せる

生理もフツーにあって
メリハリのある身体つきになる

3食バランスは考えるけれど、
イレギュラーな食になっても、パニックにならない・・・etc.

快適に生きていくということは、
こうしたバランスの取れた状態になる、ということではないでしょうか?