
先日募集しましたメルマガ読者さまご質問企画。
今回のメルマガでは、いただきましたご質問に回答いたします。
過食嘔吐のお嬢様を持つご家族だけではなく、
・いつ過食がはじまるんだろう…と拒食症だけの状態
・嘔吐はないけど、過食が治らず悩んでいる状態
・「なんて言えばいいの?」と接し方に悩むご家族…
など、さまざまな悩みに共通しますので、ぜひ最後までおよみください。
■ご質問
自分のしていることが(過食嘔吐)ばかばかしい、お金も無駄だし、何をやっているんだろうと思うけど、どうやってやめたらいいかわからない。習慣化していると言われたとき、何と返答したら良いかわからず、戸惑います。
※上記のご質問は原文のままですが、今回は《お母様の立場》の方からお寄せいただいたと解釈して、回答を進めていきますね。
「なんて返事をしたらいいんだろう……」と困ってしまうのは、お母様が「私が治してあげなきゃいけない」と思っているからではないでしょうか?
実は、ご家族の役割は、本人の「治りたい」という気持ちを引き出すことです。
そして、その気持ちを引き出すためには、まずご家族が「正しい知識」を学ぶ必要があります。
今回は、お嬢様からこのような言葉が出たときに、どう向き合っていけばいいのかを3つのステップで解説します。
1. 「話してくれてありがとう」と伝えていますか?

まず、お嬢様から、
・ばかばかしい
・お金が無理
・何やってるんだろう
という言葉が聞けたこと自体、実はものすごく素晴らしいことなんです。
お嬢様が、自分の内側にあるリアルな葛藤を「言葉」にして話してくれたのですから。
ここで質問です。
お嬢様がそう打ち明けてくれたとき、「話してくれてありがとう」と伝えたことはありますか?
もしかしたら、ありがとうを伝える前に、お母様の中にこんな気持ちが湧いてこなかったでしょうか。
「わかっているなら、なぜやめないの?」
「過食嘔吐にいくら使っていると思っているの?」
「だから病院に行きなさいって言ったじゃない」
きっと、どれか1つは当てはまるのではないかと思います。
あるいは、すべて過去に言ったことがある言葉、感じたことがある気持ちかもしれませんね。
2. 具体的に、共に考えていこう
せっかくお嬢様が本音を話してくれたのですから、その言葉をスルーせずに、もっと具体的に一つひとつ聞いていきましょう。
このとき、お母様の「聞く姿勢」が何より大事になります。
「治しててあげるためにアドバイスをする存在」ではなく、あくまで「共に考える相手」を貫くのです。
例えば、こんな風に言葉を投げかけてみてください。
「ばかばかしい」と言われたら
→「どんなときにそう感じるの? 食べたいって思ったとき? それとも実際に吐いているとき?」
「お金が無駄」と言われたら
→「そうだね、無駄だって思うんだね。じゃあ今、過食嘔吐に使っているお金がそのまま手元にあったら、本当は何に使いたい?」
「何やってるんだろう」と言われたら
→「うん、何やってんだろうって、お母さんも考えちゃうよ。なんで吐いちゃうんだろうね」
一つひとつ、丁寧にです。
決して、その場で「答え」を出す必要はありません。
ともに考え、ともに悩む。
この時間こそが、お嬢様にとって「本音を話しても怒られないんだ」「否定されないんだ」という安心感を少しずつ育てていく、何より大切な時間になります。
3. まずは「お母様自身」が治り方を学ぼう

過食嘔吐が始まって、きっと1年、あるいはそれ以上の月日が経過しているのではないでしょうか。
その時間の中で、お母様自身はどれだけ「治り方」の知識を身につけましたか?
「何がどう変化して治っていくのか」
「どんな経過をたどって克服していくのか」
これらをお母様自身の言葉で、お嬢様に説明できるでしょうか?
もし、すでに十分な知識を得ていて、治療のプロセスに納得できているのであれば、お嬢様から何を言われても、そこまで強い戸惑いにはならないはずなのです。
だからこそ、私はカウンセラーとしてお伝えしたいです。
「お母様自身が、まず学ぶ必要があります」
今回ご質問くださったお母様に限らず、私はすべての摂食障害の娘を持つお母様方にお伝えしたいと思っています。
まずは、ご家族が学ぶのです。
・摂食障害とは、本当はどんな病気なのか?
・摂食障害は、どんなふうに治っていくものなのか?
・摂食障害の娘には、どうやって接すればいいのか?
無理やりお嬢様を病院に連れて行くよりも、
知識ゼロの状態でカウンセリングを受けるよりも、
私はまず、お母様が「正しい知識をインプットすること」が先決だと考えています。
まずは学んでみませんか?
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*過食嘔吐でも、治り方は同じですから、上記の「過食をやめるセルフケア」は過食嘔吐に悩んでいるご本人様・ご家族様にもご好評いただいています。
*このプログラムは、「動画をみて終わり」ではなく、カウンセラーが「併走」するプログラムなので、着実に回復に向けて進んでいくことができます(30日間)。