
摂食障害専門カウンセラー中村綾子です。
メルマガ読者さまからいただきましたご質問に回答していきます(【無料】摂食障害メルマガへのご登録はこちら)
■ご質問
いつも保護者向けの発信ありがとうございます。
過食後の嘔吐は太りたくないという不安からのものと伺いましたが、親に気づかれないようにしている嘔吐。その行為の前後の対応や言葉掛け、心積りをご教示いただきたいです。
ご質問をありがとうございます。
ただ、とても大切な部分なので、あえてストレートにお伝えさせてください。
過食嘔吐の理由についての解釈が、まだ十分に伝わっていない(表面的な理解になってしまっている)かな、と感じました。
大事なポイントを整理しながら、回答していきます。
1. 「太りたくない」の裏にある本当の原因
ご質問で、私が一番気になった部分です。
ズバリ言いますが、過食や嘔吐の理由は「太りたくないから」ではありません。
お嬢様は「太りたくないから吐いている」と言うかもしれません。
しかしそれは、表面上の言い訳に過ぎず、心の奥底にある本当の理由ではないのです。
これは絶対に違うと、カウンセラーとして断言できます。
理由はシンプルです。生まれながらに「太りたくない」と考えている人間はいないからです。
生まれた時から発症までの間に、一体何が起こったのか?
なぜ、自分の体を犠牲にしてまで「太りたくない」と訴え続けなければならないのか?
そこを深く深く、掘り下げて考えていく必要があります。
一般的な病院やカウンセリングでは、この原因を深掘りするアプローチがほとんど行われていません。私はそれを非常に残念に思っています。
私は、自分自身の克服経験、そして専門カウンセラーとしての実績から、「根本原因の解決」こそが本当に治る道だと確信しています。
▼摂食障害の原因について、今からできること

2. ご家族が過食嘔吐に「気づかないフリ」をしていませんか?
「親に気づかれないようにしている嘔吐」とのことですが、お母様が気づいているからこそ、今回こうして質問をされているわけですよね。
では、お嬢様に「気づいているよ」と伝えていますか?
多くのお母様が
「波風を立てるのが怖い」
「踏み込むのが怖い」
「娘の機嫌をそこねるかも…」
と、気づかないフリをしてしまいます。
しかし、その恐怖を乗り越えて現実と向き合うことこそが、お母様自身の最初の一歩ではないでしょうか。
3. 回復には「ただしく焦る」覚悟が必要
数日前のメルマガにも書きましたが、お母様はどこまで「本気」になっていますか?
摂食障害を回復させるためには、まずはご家族が「本気で治す」と決めること。
そして「何が何でも治さなくちゃいけない病気だ」と覚悟を決めることです。
最近の世の中は、
・頑張らせない
・焦らせない
・無理させない…
と、何でも優しく見守るような風潮があり、それが摂食障害の対応にも影を落としている印象があります。
しかし、時間は待ってくれません。
お嬢様もお母様も、等しく年齢を重ねていきます。
摂食障害が続いているなら、ちゃんと焦ってください。
「ただしく焦る」からこそ、正しい知識を猛スピードで吸収し、これまでの行動を変えていくエネルギーが生まれるのです。
過食嘔吐を辞めたいのなら、まずは「どうやったら過食を止められるか」という根本から学んでいきましょう。ご家族ができることは、きっと見つかります。

