摂食障害の娘には干渉しないほうがいい?

2020/05/28修正

摂食障害カウンセリング
中村綾子です。

聞いたらふてくされて
聞かないと見捨てられたと感じて

じゃぁ、どうすればいいの!?

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摂食障害の娘さんを持つお母様方からは、
こうした声をとてもよくいただきます。

今回のご質問も、重なるみたいです。

*ブログ回答は、私の個人的な経験とカウンセリング方針に基づいています。
*全ての方に当てはまるとは限りませんので、予めご了承ください。

◆メルマガ読者さんからのご質問◆
娘に対する態度を色々考えて変えていると、
今まではそんなに色々聞いてきたり、そんなこと言わなかったのに、なんで!?と嫌悪感があるようです。

娘から話をしてくる以外は母親からはあまり聞いたり、
干渉しないほうがよいのでしょうか。

ご質問をありがとうございます。

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1.話したくなる親子関係

2.娘さんにとっての「快適」を考えていますか?

3.「たのしかった?」を辞めた我が母

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1.話したくなる親子関係

「娘が何も話してくれない」
「ちゃんと答えてくれない」
「聴いているのか、聴いていないのか、分からない」

親子の会話に悩むとき、
こんなふうに感じていないでしょうか?

そして、お母様の言葉は、いつも
「娘が◯◯してくれない」になっていませんか?

してくれない
やってくれない

こうした言葉に気付いていくことが、まず大切です。

娘さんは、お母様のために、「話してあげる」のでしょうか?
また、話さないといけないのでしょうか?

きっと、違いますよね^^

大切なのは、娘さんが「話したい」と思える
親子関係を築いていくことです。

だから、親子関係の見直しがよりよい会話に繋がっていくのです。

どこでズレてしまったのだろう?
何がかみ合わないのだろう?
娘さんがホントに訴えたいことは何だろう?

お母様自身が、治療者とともに歩む道のりには、
こうした「?」をひも解いていくヒントがたくさんあるはずです。

「娘が・・・」という言葉に気付いたら、
ぜひ、治療者と歩んでいってくださいね。

2.娘さんにとっての「快適」を考えていますか?

コレ、とても勘違いされやすいところです。

「摂食障害の娘とどう接したらいいですか?」

こうしたご質問は、とても頻繁にいただきますが、
一人ひとり大きくことなります。

ご家庭によっても
ご家族の状況によっても
娘さんの状態によっても
すべて異なるのです。

だから、「接し方の模範解答」はありません。

そのため、『解答』を求めるのではなく、
お母様自身が、「感じること」を大切にしていきましょう。

娘さんの心を、感じていくのです。

今、不安を言えなくて、甘えてきているのかなぁ?
暴言だったけど、ホントはこういう意味かもしれない。
言いたいこととは、逆の発言かも??

こうした関わりこそ、「心に寄り添う関わり」です。

決して1つの模範解答があるのではありません。
お母様は、目の前の娘さんの心を感じようと努めていく中で、
娘さんの心に近づいていくのです。

もちろん、すぐに感じられるようになれるとは限りません。
ずーっと試行錯誤を続けていくのです。

特に、摂食障害の娘さん自身が治療に積極的ではない場合、
お母様の試行錯誤だけが、娘さんの心を変えていく唯一の方法ですから。

3.「たのしかった?」を辞めた我が母

今でこそ、私は「治った人」として生きていますが・・・
私の摂食障害は、約7年続きました。

その間、母とのバトルは壮絶でした。
特に、ある程度回復して外出・外食ができるようになった後のほうが、
母の言葉に傷つくことが多かったです。

例えば・・・

「楽しかった?」と聞かれること。

仲良しの友達とランチしてショッピングに
ウロウロして帰宅した時、母からいつも聞かれいました。
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「楽しかった?」

この言葉が、ものすごく苦痛でした。
なぜなら・・・

・「楽しかった」と言わなければいけない
・歩きつかれて、ホントは喋りたくない
・思ったように食べられず、空腹でフラフラ
・友達の仕事を聞いて、自己嫌悪
・楽しいはずの外出を満喫できない自分が嫌・・・etc.

こうした複雑な想いを抱いているのに、
「楽しかったかどうか」だけに注目されていること。

それが、苦痛だったのです。

何度も何度も母とケンカして、たどり着いた方法は、
「おかえり」だけにすること。

「おかえり」
「ただいま」

それだけです。

楽しかったかどうか、
楽しめたかどうか。

それは、私のことであって、母の問題ではありません。
こうした「おかえり」だけのやり取りになって、私の心は
ずっとラクになりました。

ラクになったからこそ、
話したい時は、自分から、「今日ね、友達が・・・」と
いろんな話題が出て来るのです。

会話の仕方は、お母様が自分を見つめ直すチャンスでもあります。
コレは、お母様にとっても、必須ではないでしょうか?