「生理なんて無くていい」ですか?夢中になることで失うこと

摂食障害専門カウンセリング
中村綾子です。

オリンピックですねー。
私も時々、見ています。
韓国だと時差がないのが、うれしいです^^

でも、10代20代の選手を見ていると、気持ちは複雑です。

幼いころから、そのスポーツ一筋で生きてきたと思うからです。

摂食障害専門カウンセリングには、
スポーツに限らず、
いろんな習い事や勉強で、幼いころから、「スゴイ」と言われてきた人たちと大勢お会いしています。

もちろん、何か1つに一生懸命になることは素晴らしいことです。
でも、その世界だけになってしまっている状態こそ、キケンだと思うのです。

先日、ヤフーニュースでこんな記事が目に留まりました。
スポーツに携わっている方も、そうではない方も、ぜひ読んでみてください。

21歳で来た生理 元日本代表・岡部紗季子が語る「体操選手と思春期」の闘い
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180205-00010000-theanswer-spo&p=1

練習前後の体重測定が義務
自由に水も飲めない
(当時は)生理が来ない方がいいと思っていた・・・・etc.

当然、生理に関する知識不足もあったと思います。
でも、それ以上に、熱中過ぎた結果だと思うのです。

「体操界で小学生のうちに来る子はなかなかいない」が、フツー。
「同世代の友人に生理が来ていても、まったく不安に思わなかった」が、フツー。
「来ない方がコンディションもいいということも聞かされていた」が、フツー。

本来普通じゃないことが、フツーになってしまう状態。
それを家族も止められない状態。
家族も熱中しすぎてしまう状態・・・etc.

そんな熱中しすぎの状態で、摂食障害が始まる人も、少なくありません。

・・・

本来の「普通の感覚」を取りもどすこと。
本来の「普通の身体」を取り戻すこと。

多くの場合、熱中してしまっているご本人が気づくのには、とても長い時間が必要になります。
だからこそ、まずはご家族が普通の感覚を取り戻して、普通の生活をやり直すことが必要なのです。

お母様から寄せられた喜びの声はこちらでご紹介しています。