拒食・過食が治る順番、間違っていませんか?

摂食障害専門カウンセリング
中村綾子です。

摂食障害の回復がなかなか上手くいかない理由。
その1つは、「見た目」に惑わされてしまうことです。

見た目、フツーの体型だから。
見た目、元気そうに見えるから。
見た目、楽しそうに学校に行っているから。

だから、

今の生活を何1つ変えないで、
摂食障害の症状だけが無くなってくれたらいい・・・
そんなふうに間違えてしまう方が少なくありません。

もしくは、

毎晩毎晩食べ吐きしていても、
別に仕事は出来るし、摂食障害で困っていない、という方も実は多くいらっしゃいます。

ホントは、「食べる」ということは命そのもの。
自分そのものなのです。

*「10代からの子育てハッピーアドバイス」(明橋大二著・一万年堂出版)より

しつけ
勉強・仕事

これらは、自己評価という土台があってこそ、です。

食べること、
選ぶこと。

これは、「自分でも選んでいいんだ」と思える心。
自分の好きなものを『好き』と言ってもいい。
他の誰かが、『キライ』と言っても、自分の好みを尊重していい。

食べることは、自分で自分の許可をすること。
「食べていい」
自分の命を大切にして、自分の身体を思いやって、だから「食べていい」と思える。

当たり前のことかもしれません。
でも、「食べる」という当たり前のことが出来なくなっているのが、摂食障害の状態なのです。

まずは治ること。
そのために、自己評価という心が変わること。

これまで摂食障害の回復が進まなかった方にこそ、順番を見直すタイミングなのです。

治る順番。
変わっていく順番。

その意味でも、私の拒食時代は、コレが無駄だったと思っています。