拒食の入院:母の言葉「今考えると恐ろしい」

摂食障害専門カウンセリング
中村綾子です。

毎日アイスクリーム食べて
凍らせたエンシュアも1日2回食べて

元々冷え性なのに
汗もかかない環境なのに(病室なので)

冷たいものを毎日たくさん食べ続けるって、、、

「今考えると、恐ろしい」

先日、母と電話で話していました。
上記は、拒食時代の入院話になった時の、母の言葉です。


毎日アイスクリームと凍らせたエンシュア(栄養剤)を摂る、というのは、
主治医の方針でした。

病院食プラス1000kcalで、体重を増やすという方針だったのです。
こちらの記事で詳しく書いています。

病院で言われるから、鵜呑みにしてしまった。

でも、外で汗をダラダラかく環境でもないのに、
冷たいものを食べ続けるって、、、

小学生でも、1日にアイスクリームを2個も3個も食べたら、「もう辞めなさい!」って言われるよね。。。

つい先日、母と電話でそんな会話をしておりました^^;;

・・・・

病院の先生が言うから。
本に書いてあったから。
これで治った人がいるから。

そんな理由で、摂食障害の情報を鵜呑みにしてしまっていませんか?

たしかに、【洗脳】されてしまうことはあります。
私も、こんな考え方に【洗脳】されていました。

「体重が増えれば、考え方が変わる」

大学病院という権威
白衣を着た医師という相手
何度も何度も言われ続ける言葉。。。

だから、いつの間にか「そうかもしれない・・・」と
思ってしまったのだと思います。

けれど・・・

たくさんの冷たいものを摂ることは、
フツーに考えれば、身体にイイことではありません。

動かない人が1日に3000kcalも摂取することが、
身体にイイとも思えません。

でも、拒食症の時は、考えていなかったのです。

私も、家族も。

考えていなかった理由は、
やっぱり他力本願であり、
「お任せ治療」だったからです。

だからお伝えしたいのです。
どうか、自分で考えてみてください。

食べれば治るのであれば、
摂食障害は心の病気とは言えません。

体重で心が変わるなら、
標準体型の人がウツ病になることが無いはずです。

命がキケンの時、
入院は必須です。

でも、命がキケンになる前に、
どうか1日も早く気づいてください。

多くの人が言っているから正しい情報なのではなく、
あなたが、あなたの頭で冷静に判断した情報だけを信じてください。

冷静に判断できないのであれば、
判断できるようになるまで、「とりあえず、保留」にしてみてください。

どんな人でも、
あなたの代わりに、あなたの人生を生きていくことは出来ません。

私をふくめ、世の中の医師・カウンセラーは、
あなたの人生の「ほんの一時期」に関わっている他人でしかありません。

選ぶのはあなた自身です。
選ぶために、冷静に判断するかどうかは、あなた次第です。

今の治療、大丈夫ですか?

私が【摂食障害専門】という理由。