「摂食障害だけど元気!」の落と穴

摂食障害専門カウンセリング
中村綾子です。

元気に仕事行っています。
よく喋るし、よく笑うし。
友達の話とか、いっぱい教えてくれるんです!

でも、、、

毎晩、過食嘔吐しています。
外出は、ほとんどしないです。
悩みも弱音も聞いたことないです。

カウンセリングでお母様方からこうしたお話をうかがうと、正直、切なくなります。。。

無理やり元気に生活している姿と、
強がり発言を続けてしまうお嬢様の姿が、くっきりと浮かび上がってくるからです。

摂食障害だけど元気!は、
私にとっては、かなり気がかりな状態です。

ホントは元気じゃないのに、
周りが「元気そう!」と思ってしまうと、
ますます「元気じゃない自分」を出せなくなってしまいます。

全然回復していないのに、「元気になってきたし、結構回復した!」と勘違いしてしまうからこそ、治療のチャンスを逃してしまいます。

強がり発言を鵜呑みにしてしまうと、ホントの弱い部分や苦しいこと、寂しくてたまらないことを、言えなくなってしまいます。

摂食障害だけど元気!って、ホントはあり得ないのです。

心の不調

食・体重へのこだわり
強迫運動…etc.

この図式、ホントに納得できているでしょうか?

「元気!」と言えるのは、摂食障害から卒業した時で充分です。

体型もフツー。
症状もゼロ。
年齢相応の社会生活。

同世代の人と変わらない見た目。
同世代の人が当たり前にしている生活。

そのゴール、もう一度確認してみてください。