カウンセラー中村綾子です。
第3回、公認心理師試験の受験勉強について書いています。
・模試の選び方に迷っている方
・自宅受験って、どうやるの?
・模試を受けたほうがいい理由は?
という方のために役立つ情報をお届けします!
繰り返し書いていますが、私自身も受験生です。
第3回公認心理師試験が延期になり、新日程の発表をソワソワしながら待っている身です。
これまでの公認心理師の受験勉強に関する記事は、こちらの一覧をご覧ください。
公認心理師試験にも、他の資格試験と同じように模試はあります。
でも、開催される頻度が少ないみたいです。
そして、まだ第3回なので、過去の蓄積されたデータも少ないと思います。
いろんな情報が流れていますが、「試験の傾向」とホントに言い切れるかどうかは・・・ナゾです(笑)。
さて!
自宅受験になじみのない方もいらっしゃると思いますので、解説から進めていきます。
模試の自宅受験とは
私自身も、今回の公認心理師試験を考えるまで、自宅受験という言葉すら知りませんでした。
自宅受験とは・・・
(1)模試が郵送などで自宅に届く
(2)自分で解く
(3)期限までに送る
(4)自己採点する(大抵の場合は、(1)の時点で回答・解説が送られてきています)
(5)1ヶ月後くらいにフィードバックが届く
という流れです。
すでに公認心理師試験に合格された方々からの情報によると、(5)のフィードバックの充実が重要!とのご意見が多かったです。
個人的には・・・フィードバックのコメント(弱点についてのコメントなど)は、あんまり必要ないと思っています。
出来なかったところ、普段からの苦手分野は分かっていますから。
コメントよりも、受験生の中での順位が通知されるのが模試を受けるメリットだと思っています。
第2回の合格率は、46.4 %です。
私が個人的に考える合格ラインの順位は、「半分より上」にいることです。
模試の受験生は、実際の受験生のごく一部ですが、模試で1番意識しているのは「受験した人達の中で、どれくらいの位置にいるか」です。
私がこれまで受験した模試では、このラインはクリアしているものの・・・勉強お休み期間の1ヶ月を経て、未提出だった模試を自宅で解いてみると・・・散々な結果に(涙)。
自宅受験のメリット・デメリット
1番のメリットは、「自由」ではないでしょうか?
・日程が自由
・場所も自由
期限内であれば、いつ受験してもいいわけです。
本来は、午前2時間・午後2時間と決められていますし、自宅受験であっても同じ時間帯で受験することが推奨されています。
でも、、、
実行するかどうかは、自分次第です。
さらに、場所も「自宅」といっても、自宅の中のどこでもOKですし、外なら
・カフェ
・自習室
・図書館
・コワーキングスペース
など、選ぶことも、午前・午後で移動することも可能です。
でも、こうした「自由」は、同時にデメリットでもあります。
・日程が自由だから、「今日は気分が乗らないから、やめよう」としてしまう。
・場所が自由だから、「カフェがうるさくて集中できなかった」と環境のせいにしてしまう。
・受験生に囲まれた緊張感がないので、なんとなく「試験モード」に入れない。
コレを書いている私は、どれも経験済です(笑)。
会場受験のメリット・デメリット
会場受験というのが、いわゆる模試のやり方です。
コロナウィルス感染への懸念から、多くの会場受験が中止になってしまいました。
そのため、現時点(2020年6月末)までに会場受験できたのは、私の場合は1回のみです。
会場受験の1番のメリットは、「本番を想定した環境で受験できること」だと思います。
もちろん、実際と会場が違いますが、それでも、
・朝、●時に出発
・●分前に、会場に到着
・●分前から、参考書などを片付ける
・問題用紙が配布される
・時間がきっちり管理される
・お昼休憩時にトイレが混み合う
・お昼休憩をどう過ごすか?も経験(悩みどころ)
・午後の再開時の集中力・気持ち
・周りの受験生の様子や会話・・・・etc.
など、得るものがとても多いと思っています。
電車が遅れたら・・・
会場まで迷ったら・・・
お昼は持参する??
など、こうした受験前の悩みを経験することも、大きなメリットだと思っています。
私は、置き場所を考えて、どのカバンで行くかも考えましたので(笑)。
一方、デメリットは、時間。
・会場まで行く時間
・決められた試験日に確保する時間
試験の開催団体によっては、会場受験のほうが金額が高い場合もあったかと思います。
会場受験は、お手軽さには欠けるかもしれません。
結局、オススメの模試は?
ここまでお読みいただいた方なら、私の考え方は充分に伝わっていると思いますが(笑)。
私のオススメは、
断然、模試は会場受験!!!
です。
模試を受けるメリットは、決して試験の傾向を知ることだけではないと思っています。
本番を想定した「環境」こそ、模試を受けるメリットではないでしょうか?
・●時出発、というプレッシャー
・電車が遅れるかもしれない、という心配
・持ち物を再確認する緊張感
・周りの受験生の空気感・・・etc.
こうした「環境」は、やはり自宅受験では経験できないものだと思っています。
自宅受験のせいではありませんが、私の今年3月の失敗談も、よかったらどうぞ(笑)。
【公認心理師の受験勉強】模試(自宅受験)をムダにしてしまった失敗談