摂食障害専門カウンセリング・中村綾子です。
私自身の経験談です。
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摂食障害歴7年
転院は10回
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これまで、摂食障害の転院を何回してきましたか?
私は決して気楽な転院を勧めているわけではありませんが「ダラダラ続けているだけ」の方も少なくないです。
「ダラダラ、とりあえず通院している状態」なら、リセットする必要はあるんじゃないかなぁと思っています。
では、今回の
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摂食障害歴7年
転院は10回
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について理由をお届けします。
摂食障害の転院(1)「分かってくれる人」を求めすぎていた
私が望んでいたのは、
・摂食障害の原因を知る
・過去の話をちゃんと聴いてくれる
・今の辛さに共感してくれる
といった、自分の求めているものを「分かってくれる治療者」でした。
しかし、ほとんどの病院では
・予約しても長時間の待ち時間
・5分以下の診察時間
・薬ばかり
・表面上の「わかるよ」という言葉
でした。
ですから「ココはちがう!」と思うことが度々ありましたし、摂食障害の年数を重ねるにつれて
・治った人に会いたい
・克服経験者にしか分からない
という気持が強くなりました。
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摂食障害の転院(2) 摂食障害の心と身体をトータルで診てもらえるところを探し続けていた
病院のホームページなどでは、どこの病院でも「心と身体の両方からのアプローチ」と記載していることが多々ありますが…
実際は、
体重管理だけ
薬だけ
といった対応がほとんどでした。
特に精神科一辺倒といったベテラン医師が主治医だった時は「ダルイ」と訴えれば、半年前の血液検査の結果をチラッとみて「貧血は無い」と言われるだけでした。
つまり、
ダルイ
↓
半年前に貧血ではない
↓
今も貧血ではないはず(主治医のカン)
↓
メンタルが原因だね
↓
うつ状態の無気力
といった診断を受けたのでした…。
摂食障害の渦中ですから、栄養状態がいいとは言えず不眠もあり、「ダルイ」にはいろんな要因が考えられるはずですが…
精神科のベテランだから「すべて心」で考えてしまう【偏り】を痛感しました。
摂食障害の転院(3)「治す」より「治してもらう」気持ちだった
摂食障害歴7年のうち、最初の5年くらいは、やはり他力本願でしたね( ̄▽ ̄;)
病院だけではなく、家族に対しても、です。
分かってくれる治療者がいないから治らない
家族も分かってくれないから、こんな家では治らない。
そんな姿勢でした。
ネット検索して病院を探すのは全て自分でやっていましたし、転院を決めるのも私でした。
でも、どこかで救世主のような「誰か」を求めて、「誰か」にすべて分かってもらって治りたい、という気持だったように思います。
結局、私の摂食障害はどうやって治ったか?
摂食障害の転院10回を経て、「すごいイイ先生」に出会えたわけではありません。
では結果的に、どうやって治ったか?ですが…
やはり摂食障害の本当の原因をつきとめ、それを解消するべき親子バトルを繰り返した末…
母が変わってくれたから、でした。
世間体を最優先してきた母が、私に完全休養を勧めてくれたのも、「変わった証拠」だったと思っています。
以下の2つの記事は、もちろん実話です。
ぜひじっくり読み進めてみてください。