摂食障害専門カウンセリング
中村綾子です。
「摂食障害かも?」と思った時が、カウンセリングを開始するタイミング。
今の私、カウンセラーとしての私は、そうお伝えしています。
それは、私の回復が遅れた後悔があるからです。
今でもすごーく後悔しています。。。
摂食障害の通院は、ずっと精神科・心療内科に通っていました。
並行して、内科にも通っていた時期があります。
すでに、摂食障害の診断を受けてから3年以上が経っていました。
私が精神科でなかなか上手くいかず、転院を繰り返していました。
摂食障害の回復も進んでいない状況でした。
その経過を知った内科の先生は、こう言いました。
「中村さんは、知的で自分のことをよく言葉にできるし、薬はココでも出せるから、カウンセリングを受けてみたら?」
実際、知り合いのカウンセラーさんを紹介してくれました。
でも、私は、その通りにしませんでした。
これが最大の後悔です。
教えてもらったカウンセラーさんのホームページを見ました。
経歴に、臨床心理士の文字はありませんでした。
また、心理学卒ではなく、元・教師だったことも、学校嫌いの私には大きく響きました。。。
内科の先生のお勧めは
内科の通院とカウンセリング。
精神科を辞めて、その2つで回復を目指したらどうか?という意味でした。
でも、その通りにしませんでした。
カウンセラーさんとの相性以前に、私自身の思い込みがあったと思います。
当時の私は、こんなふうに思っていました。
精神科の薬は、絶妙なさじ加減で調節して、少しずつ減らしていかないと、私の病気は治らない。
すごい思い込みです。。。
今から振り返ると、計7年間の通院の中で「絶妙なさじ加減」なんてあったの?と疑問です。
そんな思い込みから、紹介されたカウンセラーさんのところに1度も行くことはありませんでした。
さらに、一時的にでも【内科だけで様子を見る】という試みもしませんでした。
当時の私は、【精神科医による絶妙なさじ加減】を絶対的に信じていたのですから(涙)。
今から思うと、ホント後悔しています。
精神科・心療内科に行くと、「頭がおかしい人」のようの扱われることがありました。
実際、こんな言葉を言われた記憶があります。
「話、通じないね」
「認知のゆがみ」
「脳が正常に働いていない」・・・etc.
特に、1番最初の心療内科は、大学院入試を終えた数か月後だったので、一層、私は混乱しました。
優等生として生きてきた自分。
大学院に合格した自分。
でも、病院に行くと「頭がおかしい人」の扱い・・・。
自分って、結局どっちなんだろう?
頭がイイの?悪いの??
けれど・・・内科通院とカウンセリングを勧めてくれたこの先生は、私のことを「正常」「普通」と分かってくれていたんだなぁ。。。
そんなふうに、今さらながら感じています。
この話を、先日母に聞いてみたところ、母もよく覚えていました。
「そうだったね。。。あの時は『高い!』が先に出ちゃったかも」
すでに入院経験がありました。
すでに3年以上、ずっと通院していました。
実家からは、どこの病院に通うのにも、とても遠く時間がかかりました。
時間がかかるということは、交通費も相当なものでした。
私は、カウンセリングについて『高い!』という反応だった母を責める気持ちは一切ありません。
それは、当時も今も、です。
私自身が精神科を絶対視をしていたからです。
治療にも、クスリにも、疑問を抱きながらも、自分から変わっていこうという意欲が無かったからです。
・・・
今のあなたにも同じことが言えませんか?
治るチャンス、見逃していませんか?
分かってくれる人、実は身近にいませんか?
私は上記の出来事から、回復までさらに3年以上の年月を費やしました。
その期間の治療費も相当ですが、それ以上に失ったモノがあります。
年齢。
年齢を重ねてしまったことが大きな損失です。
年齢を取り戻すことは出来ません。
取り戻すことができないだけではなく、年々【老化】も進みます。
年齢が重なると、仕事を見つけることが難しくなります。
「家賃と月収は、自立のバロメーター」。
名言連発!こちらの本は、摂食障害の回復にもオススメです。