摂食障害の家族相談

台風から考える:摂食障害の通院と働き方

拒食症と過食症の病院は必要か。摂食障害専門カウンセラー中村綾子が解説する本当の治り方
先日の台風、大丈夫でしたか?
そして次の台風が発生したというニュースも(><)。

台風の最中にニュースやSNSを見ると、

「学校が休校になったけれど、子どものお世話があるのに会社は休みにならない……」

という、お母様たちの悲鳴に似た声がたくさん溢れていました。

そこで、改めて考えてみたいのです。

「台風のなかでも、無理して病院に行くべき?」
「台風のなかでも、絶対に仕事に行くべき?」

土砂降りのなか、帰りの電車が動くかどうかを心配しながら無理に向かうのは、決して精神衛生上良いことではありませんよね。

だからこそ私は、摂食障害における

・病院に行く意味
・病院の役割

を、もう一度ここで問い直す必要があると思っています。

お母様、病院に「何もかも」を期待しすぎてはいませんか?

「病院に行きさえすれば変わるはず」という思いが強すぎて、行きたがらないお嬢様を無理やり引っ張っていってはいないでしょうか。

病院は、あくまで「体(お身体の安全)」を見るところです。
そして、保険診療のなかでできることには、どうしても限界があります。

大切なのは、「今の回復段階」に合わせて、病院を賢く利用するという意識です。

・病院

・カウンセリング

・家族

この3つの役割分担を、私はよく「3つの円」として図解してお伝えしています。

それぞれの役割がどう違うのかを踏まえたうえで、「どこまで病院を利用するのか」を冷静に決めていきましょう。

参照ブログ記事:【図解】摂食障害の回復:3つの役割分担で着実な回復をめざそう

台風でも仕事!?と思った時こそ、仕事えらびを見直そう

そして、もう一つのテーマである「お仕事」についてです。

今回の台風では、「子どもを置いて会社を休めない」「休むなら有給扱いに……」という理不尽な話題が注目されていましたが、

実はこれ、お嬢様が摂食障害から回復し、これから「仕事」を選んでいく際にも、全く同じことが言えるのです。

・もともと体力に自信がない

・もともと大勢の中で過ごすことが苦手

・もともとコミュニケーションに強い苦手意識がある

こうした自覚があるにもかかわらず、「みんなと同じように就職すること」だけをゴールに設定していませんか?

仕事をするというのは、どこかの企業に雇用されることだけが正解ではありません。

これからの時代、自分一人で「起業」して働く道も、十分に可能なのです。

周りの「普通」に合わせようとして、大切なエネルギーをすり減らしてしまう前に。
「自宅でできる働き方」という選択肢を、もう一度見直してみませんか?

こちらの動画で解説しました。

【動画教材】メンタル不調からの仕事えらび
休職・退職からの復帰。HSPや繊細さんに勧める働き方を、公認心理師・中村綾子が解説します。

会社勤めじゃなくても、「働く」「稼ぐ」「暮らす」はできることを、知ってほしいです。