摂食障害専門カウンセリング
中村綾子です。
母親カウンセリングから、摂食障害のお嬢様が変化していく道のり。
「私がカウンセリングを受けることで、娘が食べるようになるんですか!?」
「摂食障害なのは娘なのに、どうして母親なんですか?」
「母親がすべて悪いっていうことですか?」
こんなふうに、回復の道のりが見えないからこそ、怒りにも似た気持ちをいだくお母様方はとても多くいらっしゃいます。
変わることのむつかしさ
変わることの素晴らしさ
今悩んでいるお母様方に改めて実感していただくために、これまでにご卒業された方の声をご紹介していきます。
*掲載許可をいただきまして、ありがとうございます。
*写真と文字の両方で記載します。
1.摂食障害専門カウンセリング開業を選んでくださった理由は何ですか?
娘が摂食障害になり、専門書を読んだり、病院やカウンセリングを受けても、症状は変わらず、いっそう心が辛くなり、ブログを必死に検索していた時、たまたま中村さんのブログを見つけました。
その内容を読み、この方なら私の辛さや娘の気持ちを分かるキッカケを与えてくれるかもしれないという想いから、母親カウンセリングに申込みました(のちに娘もカウンセリングを申し込む)。
2.カウンセリングを通して、変わったこと・感じたことなどを教えてください。
初めは、娘を治すためにはどうしたらよいか知りたいという気持ちが強く、私自身や家族に問題アがあるとは考えていませんでした。
しかし、カウンセリングを通して、私が娘を守るためと思い、手をかけすぎたことが娘の精神的な成長を妨げていたこと、私が出来なかったことを娘に期待し、知らないうちに押しつけてきたことに気づきました。
私がまず、自分と向き合うことが必要だと分かり、少しずつ自分の中に蓋をしてきた辛さや悲しみに向き合い、心が楽になっていきました。
今まで何かに追いたてられるように急がなきゃという思いから解放され、自然に心にゆとりが生まれ、ゆったりとした時間を味わうことが出来るようになりました。
娘に対しても距離を保ち、待つことが出来るようになり、娘の新たな魅力に気づくことも出来ました。
娘が私に楽に生きていくための道を探すきかっけをくれました。
中村さんに会えたことも娘の病気がきっかけであり、これからは私が娘の進む道をかげながら応援していきたいと思います。
3.今、摂食障害に悩んでいる方に、メッセージをお願いします。
治る道のりはデコボコ道で辛くなったり、諦めたくなることも沢山あると思います。
それでも、治ろうとする道だけは見失わないでください。
中村さんに会えたことは、治るための希望を見つけたこと。
あなたを理解し治ろうとする気持ちを応援してくれます。
諦めずにカウンセリングを続けて下さい。
本当にじわじわと心が変化して効いてきますよ!!
クライアント様のご卒業は、カウンセラーの私にとって、こんなに嬉しい瞬間はありません。
同時に、いろんな場面が蘇って、言葉が不要になるタイミングでももあります。
多くのお母様がそうであるように、
・娘をなんとかしたい!
・娘の苦しみをどうにかしたい!
・悩みを早く解決させたい!
そんな想いから、カウンセリングをお申込みくださったことと思います。
けれど、回数を重なるうちに、自らの過去を振り返り、言葉とつないでいく作業は、決して楽しい時間ばかりでは無かったはずです。
そうした時間さえも味わい
そうした時間を乗り越えられていく姿。
母として
一人の女性として
力強い感動がありました。
もう1つ、お伝えしておきたいことがあります。
上記のアンケートに一言も記載されていない言葉があります。
摂食障害の症状について、何も記載が無いのです。
私は、それが嬉しかったです。
摂食障害の症状以上に「生き方」に焦点を当てたカウンセリング。
それは、私がずっと心がけていることだからです。
回復中、摂食障害のお嬢様の症状がゼロになるのは当たり前です。けれど、症状が無いからといって、ラクに生きていけるとは限りません。
だからこそ、摂食障害の回復とは、生き方の問題であり、母親カウンセリングでは、お母様自身の「生き方」が問われているのです。