摂食障害はカウンセリングで治るの?と不安なあなたへ。

摂食障害カウンセリング
中村綾子です。

カウンセリングで摂食障害は治るの?
「摂食障害の人」から、どうやって「治った人」にかわるの?
自分と似たような悩みを持った人も「治った」のかなぁ?

カウンセリングを受ける前
だれもが迷いや不安を抱えていることと思います。

これまでの卒業クライアント様の中には、あなたの状況に似た人が、かならず見つかると思います。

今の不安が、すこしでも解消しますように。。。
これまでの卒業アンケートを、ご紹介しています。

卒業アンケートをお寄せいただきましたので、ご紹介させていただきます。
*掲載許可をいただいております。
*画像と文字の両方で記載します。

1.摂食障害専門カウンセリングを選んでくださった理由は何ですか?

私が摂食障害に苦しんでいる様子を見た母が病気について調べていたときに偶然綾子先生のブログ記事を目にして、私に教えてくれました。

当時私自身、「病気である」ということを認めることから逃げたい気持ちのほうが大きかったのですが、そのふん張る気持ちだけではどうしても耐えられず、止めようがない程症状が短期間で悪化していたため、病気を認め、カウンセリングを申し込むことを決意しました。

2.カウンセリングを通して、変わったこと・感じたことなどを教えてください。

私の病気の大まかな流れとしては「拒食」→「過食(一時期は毎日過食)」でしたが、その治療の間で私が最も変わったと思うことは、「自分を条件付きの存在としてみないようになった」ということです。

長い間、病気になる前から、私はずっと完璧主義で「勉強ができる自分」「運動ができる自分」「気くばりができる自分」のように、「自分」という存在が何かアビリティ(能力)を持った上で意味のあるものだと決めつけて、自分の本当の気持ちがどこにあるのかわからないくらい、がむしゃらに努力していました。

ですが、何年か続いても、このような状態は無理があり、その結果精神病という形で代償を負ったのだと思います。

カウンセリングを始めたばかりの頃は、精神病を治す絶対的な薬や治療法は無いと知って絶望し、また答えのない治療に、元々完璧を求めて生きてきた私はいらだったばかりいました。

綾子先生はカウンセリングでよく゛がんばらなくていいんだよ”と言って下さっていましたが、当時の私は、゛がんばってこそ私なのに、がんばらなくなったら私ではなくなってしまう”と思い不安にかられて自分に対しての見方を全く変えようとしていませんでした。

ですが、カウンセリングを続けていくうちに、゛少しは休む自分を認めてあげよう”とか、゛今私はつかれているんだ”といった心の声をくみとることが少しずつ可能になっていきました。

そして、がんばることを1つずつ減らしていくと、驚くことに新しい自分がどんどん見つかっていきました。

今まで知らなかった感情、良い感情も悪い感情も等しく洪水のようにあふれて出てくるようになりました.

今私が思うのは、自分の良い部分だけではなく悪い部分もみつけてあげることが「条件付きの自分」を抜け出すきかっけになったのではないか?ということです。

(「条件」というとどうしてもプラスのことばかり課してしまうと思うので)

そして、その本当の自分を一番理解してあげられるのは、やはり自分自身だと思います。

自分が自分の声に気づいてあげられるかどうかが、私の治療の上での一番の難所でありターニングポイントだったと思います。

3.今、摂食障害に悩んでいる方に、メッセージをお願いします。

まず、「絶対に治る」という希望を見失わないでください。

ただ、落ち込む日もあると思います。

過食でソワソワしてコンビニに走るとか、次の食事までの時間が気になるとかで1日を台無しにしてしまうことは摂食障害であればきっと誰もが体験すると思いますし、それで気力が無くなってしまう日もあると思います。

そんな日は思いっきり自分を休ませてあげていいんです。

大丈夫です。

何も出来ない状態であっても、あなたをあなただと認めてくれる人は必ずいます。

また、精神病は確実な治療方法が無いため、今自分がしていることが本当に治癒に向かっているのか不安になっている方もいらっしゃると思います。

私も不安でたまりませんでした。そして今も、症状の再発の可能性に恐怖は少なからず感じています。

ですが、私がここで伝えたい事は「今闘っている皆さんは決して一人で闘っている訳ではない」ということです。

今この文章を読んでくださっている御本人、又はそのご家族の方が病気を克服できることを私は心から応援しています。

病気であるということは必ずしもディスアドバンテージ(不利な状況)ではありません。

自分を見つめ直し、これまでよりも2倍も3倍も精神的に強くなれるという機会だと捉えることもできます。

私も再発防止に向けて頑張ります。一緒に頑張りましょう。

とても正直な想い、
何度読み返しても、頼もしいメッセージが伝わってきます。

本当、そうだよね。。。
うん、うん。

私はそんな想いで、いただいたアンケートを拝読していました。

がんばることを1つずつ減らしていくこと

とてもとても勇気が必要だったことと思います。


‟がんばってこそ私なのに、がんばらなくなったら私ではなくなってしまう”という想い。

はかりしれない不安。

これまでの自分とはちがう生き方の選択。
これまでやってこなかったことを、わざわざやる勇気。

その葛藤は、本当に苦しかったはずです。

葛藤の末に、出会う「新しい自分」。

「新しい自分」で、ますます活躍していってください。
「新しい自分」が、新しい未来に連れていってくれますから^^

・・・

今、「自分と似ている・・・」と感じられた方も多いのではないでしょうか?

順番、お気づきですか?

休む → 変わる。

拒食・過食を問わず、とてもよくいただく声があります。

・忙しいほうが、元気なんです!
・外出していたほうが、食べ物のことを考えないんです!
・いつも塾もバイトも学校も掛け持ちする生活をしてきたんです!

こうした考え方が、そもそも摂食障害の考え方だとお気づきでしょうか?

単純に、「考えないようにする」ことが、回復ではありません。
「考えること」こそ、摂食障害の回復プロセスなのです。

考えようとすると、最初のうちは上手くいかないかもしれません。。。

・考えようとしても、何を考えたらいいかわからなくて、とりあえず過食してしまう。
・考えることから逃げたくて、周りの人に八つ当たりしてしまう。
・考え続けて、思いつめて、食べられなくなってしまう。。。

そうした「結果」を得たなら、ぜひ次回のカウンセリングで、ご報告してください。


カウンセリングとは、報告・連絡・相談ができる場所なのです。
カウンセラーという人間は、あなたの素晴らしいチカラが、摂食障害によって充分に発揮できていない事実に、心を痛めています。

だから、あなたが1日でも早く、摂食障害を卒業していくよう、いろんな話をしてるのです。

決して、あなた自身を否定したいのではありません。
決して、あなたが「治らない人」という意味でもありません。

ただ、あなたに治ってほしい。

本当にそれだけです。

どんな病気にも言えることですが、摂食障害も早くカウンセリングを開始すれば、早く回復に向かうのです。

そのためには、

・「病気」と認めること
・「絶対に治る」という希望を見失わないこと

上記の卒業クライアント様が書いてくださっている通りなのです。

心の声を聴けるようになると
本当にキレイになっていきます。

あなたの表情は、今よりずっと輝きを増すのですから^^
そんな摂食障害の卒業を、一緒に目指していきませんか?