摂食障害を40度の高熱に置き換えて考えよう

摂食障害専門カウンセリング
中村綾子です。

摂食障害がなかなか理解されにくい理由の一つに、「見た目フツー」があります。

体型がふつう。
学校・仕事にも行っている。
歩くこともできる。
自力で食べることも出来る。
気分のいい時は、オシャレもする。

だから、勘違いを引き起こしてしまうのです。
こんな勘違いの声や対応があります。

ご本人は、

・重症じゃないから。
・過食も止めようと思えば、止めれるし。
・自分がダイエットを始めたのがダメだったんだ。

ご家族は、

・甘えているだけ、と思ってしまったり。
・突き放せば、自分で気づくんじゃない?
・ワガママだ!と言ってしまったり。
・本人が「やりたい」と言っているから、やらせていいですよね!?
・家族が楽しくしていれば、あの子も元気になる
・夢中になることが見つかれば、治るのかも。
・やりがいを持って仕事していれば、娘も働きたい!と思えるかも。

摂食障害の克服経験者であり、カウンセラーである私からみれば、どれもこれも「?!」と思えることばかりです。

摂食障害として、理解できない・対応に困ってしまうご家族こそ、「40度の高熱が出ている状態」に置き換えて考えることをオススメしています。

上記の中でも、「本人が「やりたい」と言っているから、やらせていいですよね!?」という声は、いろんな場面に当てはまります。

・アルバイト
・運動
・食べるモノ・・・etc.

「やりたい」と言っていることが、本当に「できる状態」なのか、きちんと判断していくことが大切です。

さらに、「やりたいこと」を叶えること(叶えてしまうこと)で、実は摂食障害の慢性化につながる場合も多々あります。

くわしくは、次回のメルマガ(11月26日(火)配信)でお届けします。
無料登録は、こちらからお待ちしております!